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朝に礼拝 夕に感謝!
京都にある老舗仏壇・仏具店、若林佛具製作所から「あんなこと」「こんなこと」さまざまな情報を発信します。朝(あした)に礼拝(らいはい) 夕(ゆうべ)に感謝!
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宗教と現代社会・科学・AI

同志社大学神学部の学部長で、

次期学長に内定している小原教授のお話を聞きました。

 

神学部と聞けば、教会や牧師さん、キリスト教や聖書の勉強を日夜行なっている

イメージですが、この先生はちょっと違います。

 

Not a religion, but spiritual

宗教というと、現代の日本では怪しい感覚に襲われます。

しかし、スピリチュアル的な感覚は多くの人が持ち合わせていることであり、

何かしらの行動においては、人間の力が及ばない見えざる力が働いている

と感じる人も多いのではないでしょうか。

 

「お墓参り」という行為についても、先祖に手を合わせに行くことによって

気持ちを落ち着かせたり、日頃の行動を省みたり、生かされている感謝だったり、

先祖に守られる!といった見えざる力に頼る感覚も出てきます。

 

神社や寺院をパワースポットとして訪れてみたり、

今も昔も伊勢神宮が人で溢れるのは、日本人的感覚だと感じます。

 

あらゆるものに生命が宿っているという考え方、

長い年月(つくも:九十九)という付喪(つくも)神信仰。

長きにわたって使ってきた道具や身の回りのモノに対して、

全てのものに霊や魂が宿るという考え方は日本人的思想の一つです。

 

「はやぶさ」が大気圏突入で燃え尽きていく姿に感情移入する、

長年、ペットロボットとして傍にいた「AIBO」を供養する、

などの行為は、海外では考えられないこととして捉えられます。

 

まあモノは全て原子や分子で構成されていて、

動物でないから生命は宿らないという考え方はちょっと違うと思います。

美しい言葉や音楽で美しい水の結晶が生じることも、

周りの感情を受け取って、何かを感じているからかもしれません。

 

 

その他のお話として

AIによる生成物が日常に蔓延していく(環境化する)ことによって、

人間の創造性や価値をどこに見出していくのかということ。

宗教は時に「過去の選択と矛盾する問い」を投げかけるが、AIはどうか。

日常の中で、予測不可能なもの、制御不可能なものとどのように出会い、

多様性を育んでいくのか。

 

現在スマホやパソコンでは、閲覧後にAIとビッグデータを組み合わせて

その人に適した一定の傾向を持った画面が出てきます。

それによって、その傾向のものしか見ない視野搾取になる可能性があるのと、

過去の選択と矛盾しない結果になるように促されていることになります。

日々YouTubeを見ていても、次回から見事に関連する動画が連なって出てきます。

他のものに出会う前に次の情報を受け取ると、他への視野は削られますね。

 

職人の技術やスポーツ選手など、今のところAIに犯されないとされる

領域も数十年先はどうなるかわかりません。

プログラミングされた、人間と同じ動きをするアンドロイドが熟練の技を

習得して動いているかもしれませんね。

 

最後に「プラネタリー・エシックス(地球規模の倫理観)」について。

・ローカルな文化・宗教的特性(生命観・自然観・動物観等)を

積極的利他性の源泉として活かす。

・同時にグローバルな地球環境の危機やSDGsの諸課題に対応するために、

ローカルな道徳の次元にとどまることなく、他の宗教や世俗的価値への

理解や共感を包摂しながら、世代を超えてワンプラネットに住む人類の

行動変容を促す新たな倫理、プラネタリー・エシックスが必要となる。

 

宗教という枠組みの中から、現代社会の変化と問題を捉えているところに

とても興味深いものを感じました。

現在世界で起こっている戦争や侵略は、そもそもAIに置き換わった時に、

どのように学習されていくのでしょうか。

 

人間の都合のいいように動くのは今の時代だけで、

将来はAIが自ら利他性を取り入れる場面もあるように思うのですが

いかがでしょうか。



札幌での面談

今回は札幌へ出張。

主に従業員さんと面談をしに行って参りました。


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札幌からJR、地下鉄、市電乗り継ぎで店の近くまで着きます。

 

ここ最近は、2月の雪まつり後の時期に行くことが恒例となっています。

雪の時期は外商営業ができない時期であり、調整しやすい時期なので。

 

面談については個々で違うので詳細は語れないのですが、

特に遠方で活躍してくれている皆さんと定期的にお話するのは意味があります。

今後東日本の外商営業をどのように考えるか、現場の意見は重要です。

 

ということで、ひと通りの面談が終わって夜は懇親会。

京都は忘年会をやったので、その代わりに…というわけではないですが、

美味しいお食事をいただきました。

深夜の締めはすすきの名物?きしめん!


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これから東京や京都の皆さんとも面談をしたいと思っていますが

果たしてどうなることやら、です。

 

 

〈おまけ〉

札幌から千歳への帰る際に、話題の「エスコンフィールド」に立ち寄ってきました。

当日はイベントもなく人もまばらで静か。

今回は突然だったので、立ち入り可能な場所が限定されちょっと残念でしたが、

事前にガイドツアー(有料)を申し込んでおくと有意義な見学ができると思います。

 

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フィレンツェからのお客様

昨年の11月にヨーロッパへ出張に行った時に、

イタリアのフィレンツェに訪れる機会を得ました。

 

その時にお世話になった、フィレンツェ在住20年の井谷氏。

2日間アテンドをしていただき、工芸職人をご案内いただきました。

 

イタリアには宗教施設が数多く存在し、フィレンツェにも

ドゥオーモ(イタリアで街を代表する教会の意)を中心に多くの教会があります。

このキリスト教の教会に対して装飾を施してきた様々な工芸職人さんと、

日本の寺院という仏教施設の内装に関わってきた職人さんとは多くの共通点があります。

歴史や背景が全く違うのはもちろん、基本が石造なのと木造とでは素材も技法も

違いますが、一点ものの手仕事であることや現在抱えている課題は同じです。

 

そのご案内の中で、フィレンツェの職人養成学校へ見学に行ったときに、

京都の職人をフィレンツェへ派遣してのワークショップの依頼がありました。

 

海外という環境と、経費の問題があるので当時は戸惑いましたが、

今後の京都の工芸にプラスになればと考え、前向きに考えることにいたしました。


その中で今回、井谷さんが日本へ帰って来られるタイミングで

京都府と京都市へアポイントを取ってお話をしに行って参りました。

 

井谷さんと同時期に日本へ来られているフィレンツェ大学のヴォルペ先生と

地元のプロダクトデザイナーのマルコさんというフィレンツェ行政、メーカーとも

繋がっている方々とご一緒できたのも何が流れを感じます。


京都府さんとは、海外で活動する方々を支援するという予算を使えないか

という話が、井谷さんを通じて進んでいました。

お会いしたご担当が、以前に染織・工芸課(伝統産業部門)にいた方だったので

主旨をよく理解してもらいました。

今後の継続性についても目的を明確にし、これまでにはない職人の育成や応援、

そしてデザイナーも入っての製作につながるようなベースを作って行ければと思います。

 

京都市とは、2025年の京都市・フィレンツェ市60周年記念も視野に入れ、

財政の厳しい市の状況であっても今後の継続的な意義ある交流に繋がる仕掛けを

作っていく必要があることは理解してもらいました。

市長をはじめとする視察団も大切ですが、行政が周年事業として上辺だけではない、

意味のある文化交流をしていかないと予算は死んでしまいます。

何のための姉妹都市なのか?


お二人が京都滞在の間には、奈良や京都の歴史ある寺院を見学して回られたようで、

今回時間を見て仏具職人もご見学いただきました。

京都の技術の多様さとポテンシャルの高さは一日では到底理解できないと思いますが、

まずは知ってもらうことが大切ですね。

 

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取り急ぎは今年6月のZoomセミナー、9月の現地ワークショップに向けて

具体的に動いていきたいと思います。



生源寺プロの激励会!

同志社大学(体育会ゴルフ部)の卒業生で、

昨年2023年の男子プロゴルフツアーの下部ツアー(ABEMAツアー)で2勝し、

賞金王に輝いた“ゲンジ”こと、生源寺龍憲プロの激励会(祝賀会)がありました。

 

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この賞金王によって今年2024年の国内レギュラーツアーのシード権を取りました。

併せて、アジアンツアーの出場権も獲得。

5日間、90ホールで争う最終予選会で2位という好成績を残しました。

 

2部のツアー賞金王でパーティーするの?という声もあったようななかったような。

今回は生源寺プロ(ゲンジ)をダシにしたゴルフ部の交流会という位置付けでしょうか。

同じく卒業生の小田美岐プロ(現 日本女子プロゴルフ協会 副会長)や

谷口 徹プロ(賞金王2回、通算20勝)も参加して、とても有意義な会となりました。


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もう一つ話題として、

“ゲンジ”プロは岡山作陽高校時代の同級生に渋野日向子プロがいます。

渋野プロは皆さんよくご存知、2019年の全英オープンに優勝したトッププロです。

ビデオレターをもらってきたのはヒットでしたね。

現作陽高校の監督、田渕先輩ありがとうございました。


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私は現在、ゴルフ部OBOG会で副会長を引き受けていることもあり、

「もうお役はいいでしょ!」とも思いますが、このような会があるとやっぱり嬉しくなります。

 

父も叔父もお世話になったこのゴルフ部で、何か恩返しができないかと思い

ここまでやってきましたが、そろそろ若い人にも渡していかねばなりません。

私はゴルフによって、仕事もプライベートでも本当に多くの方々と

知り合うことができました。これは父に感謝しなければなりません。

 

世の中にはゴルフなんて!という人も多くいますが、

そんな人に限ってハマっている人が多いです。笑

 

皆さん、今年は男子ツアーで生源寺龍憲プロを応援しましょう!!



京都老舗の会 総会

卯兵衛相談役が亡くなって、様々な団体の案内が私宛に来るようになりました。

もちろん全てに参加することはできませんし、そのつもりもありませんが …

一体どれだけの団体に所属していたのでしょうか!?

 

その中で、私が受け継ぐものとして、「京都老舗の会」があります。

この会は、京都府の染織・工芸課が事務局となって設立された団体。

父はここの世話人の一人として、これまで活動してきたようです。

 

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老舗の会は、基本的に「京の老舗」表彰を受けた企業が登録している団体です。

京の老舗表彰とは、100年以上にわたり京都府内において堅実に家業の理念を守り、

伝統の技術や商法を継承し、他の企業の模範となってきた老舗企業を表彰するものです。

現在、2030社ほどが登録されているということでしたが、

京都だけでそれほどの数の100年企業があるということがまず驚きです。

 

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もちろん200年企業になると極端に少なくなるようですが、

それだけ長きにわたってお客様が存在し、需要がある(あった)ということになります。

流行り廃りのない、社会に必要とされる商材を扱ってきたことももちろんですが、

今は、時代と共に変化させていくことが求められているのだと思います。

 

サービスも商材も移り変わっていきます。

いつまでも同じことだけをやり続けて事業を継承していくことは不可能ですし、

それは必ず企業の退化、消滅に繋がっていきます。


の話として

例えば、船が川の流れの中で同じところに留まり続けるとなれば、

すなわち動かないように漕ぎ続けなければならないことを意味します。

京都の100年企業は、先人が行き先を決めて漕ぐことを繰り返しながら

続いてきた大切な会社ばかりだと思います。

若林もこの会の一員として、さらに漕ぎ続けていくことが必要だと思います。

 

ということで、設立趣意書・目的を掲載しておきます。

 

 

京都老舗の会設立趣意書

  平成24321

 

山紫水明の自然に恵まれた京都は、西暦794年に平安京として王城の地と定められて以来、

連綿と文化が育まれ、今日まで脈々と伝統を重んじる精神が培われてまいりました。

そして、1200年余の歳月を経た現在も日本文化の中心としての魅力を発信し続けています。

 

しかし、京都の歴史は決して平坦なものではなく、むしろ、地震等の自然災害や戦乱、

疫病等、様々な試練に直面し、それを克服し、発展していく苦難の連続でありました。

歴史をひもとくと、数多くの困難に直面するたび、京都の復興と発展の原動力と

なってきたのは今日も活躍する数多くの老舗でした。

 

京都の老舗が日本はもとより世界で今なお輝き続けているのは、守るべきものは守りつつ、

時代の変化に応じて新しいスタイルを創造し、提案するという経営哲学を有しているから

にほかなりません。この老舗の経営哲学は、「知恵の経営」として家訓や社訓として

京の老舗企業に代々伝えられています。この家訓や社訓は、老舗企業が最も重視する事業を

継続し次世代に承継するための秘訣として大切に守られ実践されてきましたが

今まで表に出ることは極めてまれでした。

 

現在、京都の企業を取り巻く経営環境は、東日本大震災という未曾有の災害の影響は

もちろん、長引くデフレと急速に進んだ円高による不況や少子高齢化社会の進展による

後継者難など、経営の妨げとなる数多くの要因に囲まれています。

 

私たちは、歴史上、様々な困難を克服してきた老舗の経営哲学を研究することが、

好不況の波に左右されず事業継続に価値を置く京都ならではの企業モデルの創出に

つながるのではないかと考えました。

 

京都の産学公が連携して、京の老舗の「情報発信」、「相互交流」、「学術研究」を行い、

老舗企業の事業継続の秘訣を普及させ、京都企業の事業活動を側面から支援することにより、

次世代を担う若手経営者を育て、受け継ぐため、ここに「京都老舗の会」を設立します。

 

設立目的

産学公が連携し、老舗の経営哲学を研究するとともに、京都ならではの知恵の経営

(事業を長く継続し、次世代に承継していく秘訣)の京都企業等への普及・浸透を図り、

老舗の知恵の経営を国内外に広く世界に発信することにより、

京都企業の信用力、ブランド力を強化する。



京都市長選挙2024

最後まで目が離せませんでしたね。

本日の京都市長選挙です。

皆さんは投票に行かれたでしょうか。 


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京都は昔から歴史が古く、様々な人々が住んでいる街として存在しています。

(すでに一昔前の話だと思うのですが…)

 

そんな中で、昔から非共産VS共産という図式が言われ続けています。

約30年に渡る蜷川市長以来、長きにわたって京都市はなぜ共産党が強いのか?

 

中央の自民党への対抗意識が強く、反自民の政党である共産党を応援している。

学生人口が多く、京都大学、立命館大学等、学生が共産票に結びついている。

 

公明党や学会を嫌う神社仏閣、僧侶が多く、対立する共産党を支持している。

観光業の盛んなところは、昔から共産党が強い。

 

などなど、ネットを探すと様々な理由が出てきますが、

本質(本当の理由)を理解している人は少ないように思います。

私も、何となくこうだろうということはわかりますが、

やはり京都には様々な考え方の人種がいるからとしか言いようがありません。

 

まあいずれにしても今回の選挙、京都の経済界は「松井こうじ」さん推しでした。

京都党含めて「村山祥栄」さん応援隊も存在していましたし、

選挙戦の初期で脱落してしまわれたこと自体はとても残念でした。

 

かといって“共産”推しは松井さんとさほど変わらない多くの票を獲得したわけで、

それだけ京都市政に対して問題に感じている市民は多いということです。

それがどんな人であっても。

 

ということで、本日西脇知事にお会いすることがありました。

まずは府市協調、オール京都が保たれたということで、良かったと思います。


余談ですが、松ヶ崎小学校の校庭に二宮金次郎さんがいます。

これは曽祖父である3代目若林卯兵衛さんが寄贈したものであります。


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戦時中に金属として供出され、戦後の再建としての寄贈だったようですね。

修理後に一度なぜか外され、また元に戻ってきたようです。



若林卯兵衛相談役 お別れの会

昨日1月30日は、父である若林卯兵衛の「お別れの会」でした。

 

一部は、13時よりご来賓(150名)にご参会いただいての法要。

二部は、14時より一般献花として約800余名のご参列をいただきました。

 

親族を合わせると、合計で1000名もの方々にお越しいただいたことになります。

本当に有り難いことですし、父も少しは喜んでくれたかな?と思います。

 

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主賓の筆頭は、茶道裏千家 千 玄室大宗匠。

100歳を迎えられ(というか本当ですか??)とてもお元気です。

 

「弔辞」の最初は、以前から故人とご縁のあった西脇京都府知事、

京都商工会議所副会頭で土井京都(銀行)フィナンシャルグループ社長、

そして、本年50周年を迎えられた京都洛北ロータリークラブの中野会長に

それぞれ思いのこもったお言葉をいただきました。

本当に有り難いことだと思います。

 

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続いての「謝辞」は社長の私…

ちょっと緊張しました。

当たり前ですが、偉い人達の前で話すのはちょっと怖い雰囲気もあります。

百戦錬磨のご来賓の皆さんにとっては「評価」の対象にもなります。

 

でも不思議と焦らなかったです。

話す内容の“覚書”を始まる前にどこかへ紛失、ある種の開き直りでした。

できるだけ原稿を読まない、“えー・あー”は言わない、という某団体時代の教えがあって、

そういえば、父も原稿を持って喋っていたことは見たことないなと思ったわけです。

 

滞りなく第一部を終了できたことは、卯兵衛さんのお陰だと本当に思いました。

 

その後の第二部もご来賓としてお呼びできなかった方々、ご寺院・神社様、

昔の社員の皆さん、職人さんをはじめとするお取引先、JC、ロータリークラブ関係など

本当に多くの方々にお会いできてご挨拶ができたことは、

私はもちろん、両会長、母、親族にとっても大変有り難いことであったと思います。

 

10月に亡くなってからここまで、正直長かったですが、

準備段階から関わってくれた総務部事務局の皆さんには、感謝しかありません。

 

また、従業員さんとして当日早くから受付に立ってくれた皆さん、

案内・誘導などお手伝いいただいた皆さん、会社に残って仕事をしてくれた皆さん、

そして参会できなかった皆さんに対して、心より御礼申し上げます。

 


本山佛光寺 出入りの会 新年会

真宗佛光寺派、本山佛光寺様の出入りの会は「和心会(わしんかい)」と言います。

 

若林は祖父の時代から仕事で佛光寺様に出入りさせていただいており、

親鸞聖人750回御遠忌法要では、大師堂(だいしどう:親鸞聖人の御堂)の修復にも

関わらせていただきました。

 

亡くなった父卯兵衛氏は、この「和心会」の会長を長く務めていました。

聞くところでは、父が亡くなって「会の進め方をどうしていいかわからない…」

という声があったようです。役員の皆様には申し訳ないと思います。

 

確かに新年会、総会、各法要等々、卯兵衛さんが中心となって仕切っていたはずで、

副会長さん以下、「若林さんにお任せします!」状態だったと推測できます。


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さて、先日「和心会」の新年会が開催され、多くの会員の皆様が集まられました。

当然、私はほとんどお会いしたことがない方々ばかりで久しぶりの戸惑い(笑)。

懇親会冒頭での宗務総長ご挨拶の中で、父の思い出をお話しいただきました。


そして、昨年に伝灯奉告法要のあった真覚御門主からは

「いつも明るく、親身になってお話いただき、とてもお世話になった」と、

有り難いお言葉をいただきました。

他のご本山とは違って(それぞれ良し悪しは別として)、

佛光寺さんは御門主とも距離が近く普通にお話ができるので、

(少し戸惑うところもありますが)私は良きお寺の姿だと感じます。

 

また、宗務総長と総務の3名様が「お別れの会」にお越しいただくことになっており

とても恐縮なのですが、それだけ卯兵衛さんの印象が深かったと感じます。

 

「和心会」の一員として、佛光寺様とのお付き合いは

この先、私が引き継いでいくことになりますが、

今後も良き関係性を築けるようにしていきたいと思います。



仏具組合新年会開催!

令和6年の京都府仏具協同組合新年会が開催されました。

今年は久々の京都ブライトンホテルで。

 

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いつもながら、近畿経済産業局、京都府、京都市、中小企業団体中央会さん他

ご来賓の方々が多くご出席でした。

来賓ご挨拶では、ほぼ皆さんが能登半島地震へのお悔やみ、お見舞いで始まりました。

その中でも当組合の理事長を長年務めた父、卯兵衛への追悼の言葉をいただいたことは、

大変有り難く感謝申し上げます。

 

仏具組合の皆さんの会話は、やはりネガティブなものが多いと感じました。

これは現状では仕方のないことですが、その中でも少しずつ前向きな話をされる方もありますし、

ちょうどパリのメゾン・エ・オブジェの開催時期と重なっていたこともあり、

そちらへの動きで欠席された方も数名いらっしゃいました。

これまでにはない、とても良きことだと思います。

若林も海外への取り組みを現実化して、成果を上げていかなければなりません。

 


能登半島地震で輪島塗の皆さんは壊滅的な打撃を受けています。

全国の漆塗り関係者へ材料、道具の提供を呼びかける動きも出ていますし、

義援金もあちこちで声がけされています。

若林では何ができるのか、今考える時だと思います。

 

ご寺院関係については、外商担当が現地で状況を聞いているところでは

やはりまだまだ避難されている方々も多いようです。

今すぐの復旧・復興は無理にしても、将来必ず立ち上がっていただくよう

重ねて皆様を応援していきたいと思います。

 

ということで、ちょっと話がそれましたが、

京都の仏具関係者、商部も工部も更なる危機感を持って日々の仕事にあたることが

必要だと感じた新年会でした。


がんばりましょう!!



京都市 輝く地域企業表彰

京都市の「地域企業表彰」なるものをいただきました。

ありがとうございます。


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本年度53社の中でも3社だけは「特別賞」ということで、

晴れがましく表彰式に出席してまいりました。


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任期満了間近の門川大作市長もご出席、何か肩の荷が降りたような雰囲気で

皆さんと記念写真を撮っておられました。

 

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地域企業表彰とは…

京都市では、京都市輝く地域企業表彰制度を設け、

地域と共に継承・発展する「地域企業」の理念の浸透及び、実践の促進を図るほか、

「これからの1000年を紡ぐ企業認定」制度(以下、「1000年企業認定」という。)を設け、

ビジネスを通じて社会的課題の解決に取り組む企業等を認定し、

認定企業の成長支援等に取り組んでいます。

 

この度、地域企業輝き賞として、地域に長年親しまれている事業者をはじめ、

安心安全への貢献、文化の継承、自然環境の保全、多様な担い手の活躍支援等、

地域に根差して企業活動に取り組まれている53事業者を表彰するとともに、

社会的課題の解決に取り組む「1000年企業認定(社会・地域貢献部門)」の

令和5年度第1期として、38事業者を認定することとしました。

 

ということで、

地域に長年親しまれている事業者で、文化を継承し多様な担い手の活躍を支援して

いるということになるのでしょうか。

イマイチ「特別賞」の意味がよくわからないのですが(笑)

 

いずれにしても、常に動いて世間に発信していくことが大切だと思います。

これからもがんばりましょう!

 


御正忌での儀式

西本願寺さんの御正忌報恩講中には儀式のような行事があります。

 

最終日の前夜は「御点心の儀」

翌日の早朝には「御斎の儀」

 

ということで、

御門主が鴻之間の奥、上段に座られて

代表の僧侶と全国で代々サポートしている「講社」の代表の方々との

“儀式”のような食事の場があります。

 

夜は、真っ暗な大広間に和蝋燭の光だけがぼんやりと辺りを照らし、

一番奥に座っておられる御門主や、その前にいる方々の存在が確認できます。

江戸時代にタイムスリップしたような、何とも雰囲気のある空間です。

 

私たち出入業者である「開明社」社員はその場にいるので、

何が行われているか知ることができますが、

期間中でも職員さんでさえ目に触れることのない行事です。

 

どのように始まったかは不明らしいですが、

講社の方々が御門主とともに食事をされる場ということで

夜通しお酒を飲んで朝を迎えるという設定になっているのかと思います。

 

夜と朝に出すお膳の中には不思議な食べ物もあって

本当にこれは儀式なのだと感じることができます。

 

全国には寺院や神社では、伝統的に行われている行事で不思議なものもあります。

 

おそらく全てのことに始まった時の目的や意味はあったと思いますが、

それが長い年月の間に行事だけが残って、

なぜ行われているのかわからないこともあるのかと思います。

 

特に京都は古くから残っている行事や風習が多く、

それぞれに意味を調べるのも楽しいのかもしれません。

 


令和6年 御正忌報恩講スタート!

今年は通常モードにて行われます、西本願寺さんの「御正忌報恩講」。

 

毎年、宗祖親鸞聖人の旧暦の命日とあわせて

1月9日より16日まで京都の西本願寺御本山にて執り行われます。

(東本願寺、佛光寺、興正寺さんは11月)

 

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毎年、出入業者(御用達商)である「開明社」社員が“お斎(おとき)”のご接待をします。

国宝である書院の対面所(鴻の間)で精進料理のお膳をいただけることは

他のご本山ではあまりないことだと思います。

市内の他宗派や、真宗のご本山から来られると、特別に「白書院」でのお斎となります。

 

そして

我々開明社の控室である「雀の間」もまた国宝であり、通常は入れない領域です。

大きな火鉢が3つほど置いてあり、そこに皆さんが黒紋付・袴で座っている姿は

何とも日本だなあ… と感じるところです。

 

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今年は年始から能登半島地震があって、現地が深刻な状況であることは皆様もご承知の通り。

職員さんのお寺も数ヶ寺被害を受けていらっしゃると聞いていて、複雑な心境です。

通常モードに戻ったとはいえ、大変な時期の報恩講であることは間違いありません。

 

すでに本日お斎の接待をしてきました。

開明社の皆様、毎日寒い中ですが、粗相のないように気を引き締めて参りましょう!



新年の墓参!

今年は新年にお墓参りとなりました。


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若林家のお墓は京都東山五条の「大谷本廟」にあります。

最近は年末年始に駐車場閉鎖となりますので、かなり不便なのです。


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明治26年に2代目卯兵衛さんが建立したお墓は100年以上が経過し

砂岩の石が劣化して剥がれてきていました。

 

昨年、5代目である父卯兵衛さんの病気が発覚、進行したこともあって、

長年の懸案事項であった墓石新調に着手しました。

 

父は新築となったお墓に納骨されましたので、さぞかし気持ち良かったことと思います。

(真宗では亡くなるとすぐお浄土へ還って仏となるので、既にいないのですが)

お参りする方も気持ちの良いものです。

この先100年!若林家の末裔がこのお墓をお参りするのでしょう。

 

時々はお墓参りをして、

それをご縁に自分自身を振り返る時間を持ちたいものです。



令和6年 新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

 

新年1日に、石川県能登地方を震源とする大きな地震が起こりました。

弊社のお得意様やお取引先も多くいらっしゃる地域でもあり、大変心配な状況です。

まずは心よりお見舞い申し上げますとともに、皆様のご無事を念じております。

 

若林佛具製作所は本年で創業195年目を迎えることができました。

これも関わる人々、すなわち従業員、職人の皆様、出入業者様、

そしてご愛顧いただいているお客様のおかげであると感謝申し上げる次第です。

弊社の経営理念に掲げている、関わる人々の幸せと心のやすらぎを追求していく姿勢は、

これからも変わることはありません。

来たるべき創業200周年を目指して、これまでの事業を大切にしながら

次代を見据えた動きにチャレンジを続けているところです。

 

弊社では常にミッションに基づいた事業を進めています。

「工芸の技術を育て、高め、次の世代へ継承します」

「手を合わせるという心と文化を守ります」

 

京都の工芸職人の技術は、良き仕事の存在によって継続していきますし、

後継者も育っていくものです。これまでの製品にこだわることなく、

常に新たな分野への応用も頭に描きながら動いていくことが大切であると考えています。

 

また手を合わせるという心と文化は、一つでも多くのご家庭に手を合わせる

場所(お仏壇)を提供することによって守られていくものと考えます。

いずれにしても、これまでの常識や考え方にとらわれない変化が求められる時代において、

若林佛具製作所がどのように進んでいくべきかを考え、行動し続けることが重要です。

 

これまで長い間培ってきた知識や経験を最大限に駆使しながら、

皆様のお役に立てるよう引き続き各事業に邁進していきます。

2024年が、関わるすべての皆様にとって明るく素晴らしい年になりますよう祈念いたします。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

株式会社 若林佛具製作所

代表取締役社長 若林智幸

 

2023年 有り難うございました!

今年1年、様々なことがありました。

社内にも大きな変化がありました。

 

個人向きのネット販売「なごみ工房」はメンバーが大きく入れ替わり若手も参入。

特に夏からは新たな動きができる体制が整いました。

もう一度、数字を追いかけよう!と気合を入れ直しているところです。

これからがとても楽しみです!

 

 

文化財修理を主に担当する「若林工芸舎」は、

S社長以下、日々難しい舵取りを行なっています。

今期より大きく組織変更を行いました。必ず前向きな動きとなって現れてきます。

 

職人さんというのは採用したからといってすぐに育つものではありません。

かといって、雇用しなければ何も始まりません。

現在、工芸舎の各現場で日々がんばっている漆塗や彩色の皆さんは素晴らしい人ばかり。

近い将来さらにメンバーが増え、

文化財や寺社関係の仕事において技術も対応も評価され、

全国のあちこちから頼られる存在になることは間違いありません。

 

これまでは職人さんの親方が自ら弟子を取り、

またご子息に教えるなどして、後継者を育ててきました。

一人前に育つまでは、報酬が低くても親方が生活の面倒を見る、

それが普通のことだったのです。

 

もちろんそれがなくなった訳ではないのですが、

仕事の減少とともに職人さん自身による後継者育成は厳しくなってきました。

もうこれは若林で引き受けるしかない!ということ。

京都の同業他者はどこも“職人さんの直接雇用”は考えないと思われます。

確かに… どこにそんな先行投資をする“原資”があるのでしょう?

でも、今は目標に向かってやるしかないのです。

 

 

フランス・パリへの渡航は3年ぶりでした。

デザイナーのロナン・ブルレックさんにも久しぶりにお会いすることができました。

コロナ禍の間、世界は完全にストップしていましたが、

それが遠い昔の幻だったかのように社会は動き出しています。

 

今年、ロナン氏との作品製作が進み、パリのギャラリーで笑顔で発表!できることを

心より期待しています。

 

旭川ササキ工芸さんとの産地間連携事業、pirkamonrayke(ピリカモンライケ)は、

この先どのように進んでいくのでしょうか。

今後更なる漆塗職人の理解、しっかりした品質・工程管理がないと成功はありません。

 

いずれの事業も必ず成功させる!という志と強い覚悟がないと未来はないと考えます。

 

 

結びに

卯兵衛相談役の死去は、入院してからとても早かったです。

膵がんということで、昨年より覚悟はしていましたが…

私は未だ実感がなく、来月の「お別れの会」を慌ただしく迎えようとしています。

他の人が仕切ってくれるわけではありませんので、

最後の親孝行になればいいのかなと思います。

 

様々なことがあった2023年。

関わっていただいた皆様に心より感謝申し上げます。

1年間ありがとうございました。

 

そして、あと少しで新年を迎えます。

2024年も皆様にとって素晴らしい1年でありますように。

来年は若林にとって「成果を出す」年になりますよう心より祈念しています。



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