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朝に礼拝 夕に感謝!
京都にある老舗仏壇・仏具店から「あんなこと」「こんなこと」さまざまな情報を発信します。朝(あした)に礼拝(らいはい) 夕(ゆうべ)に感謝!
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令和元年の大文字送り火
今年は、ちょっと違った鑑賞でした。
本当は鑑賞するではなく、手を合わせるだと思いますが…
もちろん大文字焼きではなく、大文字送り火です。

うちの裏山は「法」の字で、毎年うちの隣の実家から“山火事”を眺めています。
人が動いてるのまでよく見えます。

8時5分になると、「ハイ!点火〜」の掛け声が松ヶ崎山に響きます。


で、
今年はちょっと実家を離れて「妙」の字を見に行ってみました。
正面に位置する宝池自動車教習所さんの教習コースには、
たくさんの人が座っていて外にも溢れていました。
毎年このように一般解放されているようです。
太田くんお世話になりました!

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(日中の写真です)

「妙・法」の点火は同じ時刻なので、急いで「法」まで戻りました。

チャリでもかなりの距離があります。
9時まで通行止している松ヶ崎旧街道は人がいっぱいなので
北山通りをひたすらに!


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今年は「妙・法」両方を見ることができて満足でした。
「南無 妙法 蓮華経」二つで一つのお山ですから。

そう、もともと松ヶ崎は日蓮宗の村だったのです。
無形文化財に指定されている「松ヶ崎題目踊り」も有名です。

京都は本当に奥が深い。
この地域だけでも相当ストーリーが語れます。

大文字五山送り火… 今年は台風一過のもと、無事にお帰りいただいたでしょうか。



令和元年のお盆!
お盆中、皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日は台風10号の影響で山陽新幹線が一日運休。在来線も運休や遅れ。
その他、空の便もほとんど動いていませんでした。
そして、夕方から風が強まり、夜中はかなりの豪雨!
京都本店は本日午前中のみ営業で、午後は閉店いたしました。

弊社の関連会社が運営するECサイトのネットショップ「なごみ工房」も、
お盆が終了するまでは毎日、盆提灯や線香などの出荷に追われていました。

それだけご注文を頂いているということですから有り難いことですね。


さて、このお盆中も職人さんは動いていただいています。

現在「デザイナーズ仏壇」の製作中で、6名のデザイナーやアーティストとともに
“レゾンデートル”プロジェクトが動いています。
※レゾンデートルとはフランス語で「存在意義」。弊社の敏腕プロデューサーが命名しました!

9月中旬に撮影に入るため、かなり急ピッチで製作作業が進めないと間に合いません。
お盆だからといって休んでいる場合ではないのです。

本番の10月18日から「東京デザイナート」に出展が決まっているため、
それまでには、計画通り“すべて”を仕上げなければなりません。

製作はそれだけではないのですが…


そして、間もなく締め切られる京都府の「補助金」申請のために
申請書を作ってくれている弊社スタッフも出勤しています。

上記の「デザイナーズ仏壇」をはじめ、海外事業など新たなチャレンジが複数に
渡って動いている現在、さまざまな試作がいくつも同時進行しており、
その度にコストが掛かります。

作ったことがないものが多いので、職人さんもやりがいはあるものの
悩みながら、考えながらの製作となり、コストや見積も事前にはわかりません。

これを回収していこうと思うと、早く販売を仕掛けて動かなければならないのが商売
というものですが、とにかく弊社が今まで扱ってきたものではないため、
また販売ルートも全く違うので計画が難しいのです。

行政の補助金については、いただけるものなら全部いただきたいくらいです(笑)
現在、若林が取り組んでいることは、必ず京都の伝統工芸の将来につながる事業です。
京都府さん、よろしくお願いいたします!


ということで、今年のお盆は有り難いことに出勤しております。

この先も若林が世の中のお役に立てるよう、がんばって参ります!


大文字「六山」送り火!?
毎年8月16日、20時より順次点火される「大文字五山送り火」。

お盆に帰って来られた魂(御霊)を再びあの世へと送り出すための「送り火」
ということで、”大文字送り火”と呼ばれています。

「大文字焼き」とおっしゃる方もいますが、
山焼きやお好み焼きのように聞こえますので((笑))「送り火」と言うようにしたいものです。
京都の人からは特に言われますよ!

さて、文献によると、
明治時代までは「い」「蛇」「長刀」などといった文字も存在したようです。
昔は13もの山で送り火が行われていたとも伝えられています。
明治時代に明治政府の近代化政策によって祇園祭と送り火の禁止令が出されています。
その10年後に祇園祭と送り火は復活されました。
とあります。

そして、その「い」の記事が12日の京都新聞に掲載されていました。

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明治時代に途絶えている「い」について、
京都市左京区静市市原町の向山にて火床が確認されているとあります。
市原は、京都市内から鞍馬山へ行く途中ですね。

記事によると、市原の山腹で明治30年代頃までは「い」の字が点火されていたようです。
古い時代は山裾の近いところで点火されていて、その後、市内からよく見えるように
山腹へ移動したのでは?と想定されています。

京都は昔から行われていることについて、不思議なことがたくさんあります。
もちろんそれぞれに意味がありますから、「京都は奥が深い!」ということになります。

京都人ですら理解できないその奥ゆかしさを知れば知るほど、
京都はまだまだ観光客のターゲットであり続けるのだと思います。


さて、16日夜、台風一過の送り火となりますでしょうか?


文化遺産・施設総合展
先日、といいますか7月になりますが、
東京ビッグサイトにて「第5回文化遺産・施設総合展」が開催されました。
若林グループの文化財修理を担う会社「若林工芸舎」が4年目の出展をいたしました。

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(写真提供はすべて沙々木君)
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これまで、出展ブースメインの職人実演として、掛軸修復や彩色補彩を
お見せしてきましたが、今回は錺(かざり)金具の彫金実演。

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京都の若手彫金師、島田さんにお越しいただきました。
当日は、銀の指輪に彫金を施す“彫金体験”も開催して、盛り上がりました。

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さて、「文化遺産・施設総合展」とは

最新技術の提案で、歴史的価値のある遺産の継承に繋げる専門展示会です。
文化財の老朽化や地震などの自然災害により、文化財を継承する新たな
ソリューション技術の導入が必要とされています。
日本の歴史的遺産を次世代に継承する技術を発信する場として、
また、その文化遺産を活用することによる新たな地域産業の振興を目指し
本展を開催します。

伝統建築修復技術や美術工芸品修復技術、免震・耐震対策、空調、防災・防火対策、
測量調査、非破壊検査機器、観光サービス、地域活性化ソリューションなどに関する
製品やサービスが出展します。


「若林工芸舎」の展示、実演が最新技術かどうかは疑問ですが、
この技術が歴史的価値のある文化財、遺産の継承に繋がることは間違いありません。

島田さんはもちろん、担当の新谷社長、沙々木君はじめ関わっていただいた皆様、
大変おつかれさまでした!

卯兵衛相談役の記事
本日の京都新聞に掲載されていました。

「京商NEWS」

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弊社の相談役が京都商工会議所の副会頭として実行委員長を務める
「京都・暮らしの文化×知恵産業展」のPRです。

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「京都・暮らしの文化×知恵産業展」

平安時代から千年以上にわたり日本の首都で会った京都には、全国からヒトやモノが
集まり、長い歴史と人々の生活の中で独特の文化を発展させてきました。
この文化を支えてきたのが京都の伝統産業です。
その高い技術や技法、知恵は今日の先端産業にも生かされています。
この度、ICOM(国際博物館会議)京都大会(9月1日~7日開催)に合わせ
京都のくらしの文化、伝統産業と先端産業を一堂に見て知って体験することができる
「京都・くらしの文化×知恵産業展」が開催されます。

ということで、以下内容です。

日時:令和元年9月3日(火)~5日(木)
午前10時~午後5時(最終日:午後4時まで)
場所:京都市勧業館みやこめっせ3階 第3展示場
入場無料(体験ゾーン及びイベントは一部を除いて有料)

【伝統産業エリア】
①実演ゾーン:
多岐にわたる伝統産業が40業種以上集結し,職人さんの手仕事を間近で
ご覧いただけるまたとない機会です。だけるまたとない機会です。
職人さんと会話しながらお楽しみください。職人さんと会話しながらお楽しみください。
(実演予定品目)
西陣織,京鹿の子絞,京友禅,京くみひも,京繍,京仏壇・京仏壇,京漆器,京指物,
京焼・清水焼,京扇子,京うちわ,京人形,京表具,京陶人形, 京都の金属工芸品,
京象嵌,京銘竹,京版画,京すだれ,京印章,京竹工芸,薫香,金網細工,唐紙,
京瓦,京真田紐,京足袋,京丸うちわ,京和傘,截金,調べ緒,提燈,能面,伏見人形,
結納飾・水引工芸,数珠,京こま,京七宝,黒谷和紙

②体験ゾーン:
実際に伝統産業製品の製作体験等をしていただけます。
(体験予定品目)
京友禅,京くみひも,京繍,京仏具・京仏具,京漆器,京象嵌,京銘竹,京印章,薫香,珠珠,京七宝,京料理(だしの試飲)ほか

【先端産業エリア】
特別展「伝統とテクノロジー」-京都のものづくり/手仕事の遺伝子-を開催します。
京都を代表する企業の製品展示や企業PRブースを設置します。

【くらしの文化エリア】
茶道(表千家,武者小路千家,藪内家,煎茶道二條流,煎茶道方円流)
茶会の手順を再現する実演や解説付呈茶席,体験を実施します。

華道(京都いけばな協会)
いけばな作品14点の展示やレクチャー,ワークショップを実施します。

書道(京都書作家協会,京都書道連盟)
書道作品の展示やレクチャー,ワークショップを実施します。


その他、ステージやブースにて実演・体験イベントが開催されます。
我々「京仏壇・京仏具」からも出展いたします。

ぜひ、「京都・暮らしの文化×知恵産業展」へお越しください!

言葉は生きている
最近気にとまった文章です。
若林の朝礼で毎日唱和している「職場の教養」の発行元、
倫理研究所の元理事長、丸山竹秋氏のことばです。


言葉は、生きている。
ただ口から吐き出されて、そのままじっとしているのではない。
やさしい言葉をかけてやると、なごむ。
また暗い、ゆううつなことを言い続けると、暗く、ゆううつな事態が起こり、
明るく、朗らかなことを言い続けると、明るく朗らかな事態が起こる。

ある人は、田畑の作物をほめる。「よく稔ったなぁ、すばらしいぞ」と言葉をかけ、
その葉や枝や実を撫でるようにして可愛がっている。
彼の作物は、大変稔りがよい。
「もっと、よくなれよ」彼は、生きた人間に言いかけるように、期待をかけているが、
作物はそのようにすくすくと育つ。

またある人は、自分の使う機械類、道具類をいつもほめて、感謝する。
「よく働いてくれるなぁ。お前のおかげでこんなに仕事ができた。明日もまた頼むよ」
といった具合である。
この人の使うものは、なかなか故障しない。そして能率も良い。

美しいとほめる心が、その通りの言葉となって、その言葉が閉ざされている人の
心を開き、美を伝える。
美しいと言えば美しくなり、きたないと言えばきたなくなる。
物そのものに善悪美醜があるのではなく、人間の心によってそれぞれに評価され、
意味をもってくる。

一度言葉に発せられたことは、必ずこの世に実現し、実際に現れるものとの考え方が、
祝福すれば、その内容の通りに将来実現するという信念となる。
成績の悪い子でも、よい子だとほめ、しつけをし、可愛がっていると、よい子になる。
バカな子だと、くさってばかりいたのでは、どうしてよくなることがあろうか。

自分の仕事はだめだだめだと言っていると、その言葉は、自分の心をも暗くさせ、
周囲の人にも響いて、その言葉通りに仕事はダメになってしまう。
今はダメでも将来必ずよくなるぞと、言葉をかけてやっていると必ずよくなってくる。
言葉の中にある信念が、事情を変えさせるように働きだすからである。
しかし信念といっても、言葉と別物ではない。
言葉そのものになって表れているのである。詫びの言葉は詫びの働きをし、
いたわりの言葉は愛の発露となって、動植物までも及ぶ。

ある百姓は、田に水が涸れていると「さぞ喉がかわいたろうなあ」と言いつつ水をやり、
草をとる時は「せっかくの肥料を草にくわれてしまって、ひもじかろうなあ」と
稲を可愛がっていたところ、一反あたり一俵半も多くの収穫をあげたのであった。
こうした実例は、まだまだ枚挙にいとまがない。

まさに言葉は生きている。
言葉の通りに、自分の周囲が変わり、言葉によって自分も変わっていくのである。
さっそくその効果を、わが身に試してゆこうではないか。


前向きな言葉を発することの大切さがここにも記されています。

知恩院さんの暁天講座2019
29日の早朝,
若林の文化財修理担当、株式会社若林工芸舎の新谷社長が
知恩院さんの「暁天講座(ぎょうてんこうざ)」で講演いたしました。

暁天講座2019

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(写真はS君からいただきました!)

朝6時から1時間。
早朝にもかかわらず多くの聴講者がいらっしゃいます。

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(知恩院さんのサイトより)

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(芋がゆの接待付きです)

今年の初日はフィギュアスケートの伊藤みどりさんでした。

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新谷社長は、若林が知恩院さんの仕事に関わらせていただいてから、
これまですでに何回か講演を承っております。

こうしてお声がけをいただくということは会社としても大変うれしいことであり、
”仏具業者”としてではなく文化財修理に関わる専門の立場として
お話しさせていただくからこそ意味があるのだと思います。

いつもながら流暢な言葉で、あっという間の時間。

これからさらに日本の文化財の保存・活用に貢献できるよう
若林工芸舎の活躍が期待されるところです。

新谷さん、おつかれさまでした!


一寸先は光!
よく会社でも、“前向きな言葉”を話しましょう!と言うのですが、
なかなか出来ないな… という人含めて否定的な方もいるように思います。

人間は育ってきた環境や、人生におけるそれぞれの修行がありますから
前向きな言葉が言えないこともこれまた修行の一環なのですね。
いつか何かを感じる時が来る。

ということで、本日も有り難い言葉がありましたので紹介します。


「一寸先は闇だ」と言う人がいます。
そういう人の明日には、必ず「イヤなこと」が 起こります。
「一寸先は光だ」と言う人には、次から次へと 良いことが起こります。
自分の人生で「不利になること」や
「自分を暗くするようなこと」は、絶対言わないほうがい いですよ。
聞いている周りの人も、知らないうちに暗くなってしまいます。
どうせ言うなら、やっぱり「一寸先は光」で しょう!!

不満な顔で仕事をしていると、何も得られません。
それどころか、「イヤなこと」ばかり次々と起こるものです。
笑顔で仕事をしていると、「自分のためになること」が次から次へとやってきます。
そのうえ、仕事以外のことでも、良いことが次 から次へと起きるんです。
笑顔というのは、幸せの国に行くためのパスポートなんです!


…ということは、
自分を暗くするようなことを言いながら、不満な顔をしていると
とてつもなくイヤなことが襲ってくるのでしょうね。
全力で不幸へ向かっているという(笑)


笑顔はタダですから、幸せになるパスポートをみんなで取得しにいきましょう。
みんなが笑顔になれば、仕事も楽しくなります!


京仏ソムリエの会 研修会
京都府仏具協同組合の資格として、「京仏ソムリエ」があります。

京仏ソムリエは、京仏壇・京仏具について特に深い専門知識と経験を有する
当組合員を登録認定しお客様のご相談、ご質問にお応えしています。

条件が揃うと、上級の「京仏マスターソムリエ」受験資格が得られます。

定期的に登録者に対する研修会が催され、点数を積み重ねていかないと
京仏ソムリエ資格が剥奪されてしまいます。

ということで、昨晩に研修会が開催されました。


ご講演は、数多くの名勝庭園、寺院庭園を扱う「植彌 加藤造園」の加藤社長。
お題は、「京都の寺院庭園について」です。

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京都の中では、国指定の「特別名勝庭園」、「名勝庭園」の約8割が寺院庭園です。
それぞれ建造物でいうところの「国宝」、「重要文化財」にあたるものです。

特別名勝庭園は、全国23件のうち京都に13件。
名勝庭園は、全国226件のうち、京都に51件。

いかに京都に集中しているかがわかります。
一番古いのは宇治の平等院庭園と嵯峨の大沢池で、大正11年3月の登録。

日本人の庭園感としては、
自然の風景には勝ることはないとして、自然への敬意があるとおっしゃいます。

「無作為の作為」
自然な雰囲気を生かして、手をかけたのがどうか分からないような手間をかける。
そして100年、200年後のことを考えながら作っているということです。

庭はメンテナンス(維持管理)だけでなく、フォスタリング(育成管理)であると。
我々の扱う仏具も、50年、100年先を考えて作るものではありますが、
植物は成長しますから刻々と庭の風景は変化していきます。
その成長を想像しながら、頭に描きながら、無作為を作為するのですね、


庭師は造園技術の伝統を受け継ぐだけではいけない。
新しい伝統を創造しなければならない。

これって、今まさに若林が突き進んでいる10年計画、
その先の100年後の姿と考え方がリンクするものですね。


秀吉と光秀
ある雑誌に豊臣秀吉と明智光秀の記述がありました。

「長所」と「短所」のお話です。


信長は勇猛果敢な人です。
その下に秀吉と光秀という優秀な家来がいました。
この二人の信長を見る目が違うのです。

秀吉は信長に非常に共鳴した。
「あなたが勇猛活発だから、とうとう天下が取れるようになりました。
心からあなたを尊敬します」と。真に秀吉はそう思っていたでしょう。
しかし光秀は、信長は非常にえらい人だけれど欠点がある。
それは粗暴で、非常に気ままなことだ、と考えていました。
そこで光秀は、「あなたは確かに勇猛なるが故に成功したが、徳を持てば
さらに立派になるでしょう」と信長に説きます。
そうすると信長はシャクにさわる。
「やかましく言うな。おまえが出世したのは、おれのお蔭やないか」
というようになる。

勇猛な性格を秀吉は長所と見、光秀は短所と見た。
ただそれだけの違いですが、人間関係に大きな違いを生む。
やはり人間と人間の付き合いには長所を見るということが必要でしょう。
もちろん、この点を直して立派にしてあげようという誠意も一面には必要ですが、
そればかりに終始すると、人間関係は失敗します。

長所だ、短所だといっても、それは大きな目で見れば、その人の持ち味、
あるいは運命ともいえるもので絶対的なものではない。
それをどう見るかが大切なところなのでしょう。


長所をほめてもらうのは、上司でも部下でもうれしいものです。
短所を指摘するというよりも、こうした方がいいよという言い方ですね。

上司が部下の短所ばかりを指摘していると、やる気をなくすでしょう。
部下が上司のマイナス面を直接指摘することは、よほどの関係だと思います。

指導、教育、注意と、短所の指摘とはまた違いますね。
また人によっても感じ方が違うものです。
指導がなかったら成長もありません。

若林の行動基準にもあるのですが、従業員それぞれが人の和に心を配りながら、
毎日の仕事をしていきたいものです。


京仏具工芸協会 総会 2019
「京仏具工芸協会(若林職人の会)」の2019年度総会が開催されました。
本年も恒例!宵山に「ちもと」さんにて。

17時からは武田病院の武田院長のご講演。
テーマは「糖尿病」!!
いかに怖い病気か、また日常の食生活についても、ご参加の方々の年齢を考えた
とてもわかりやすいご説明、ご講演でした!

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その後、18時ごろから懇親会がスタート。

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いつもながら、あちらこちらで交流がなされていました。
私もよくのみました!

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こうした集まりは新年会と宵山と年二回あるのですが、
職人さんと若林の管理職およそ50名が一同に会して懇親を深めるのは
あらためてとても有意義なことだと思います。


終了後は2次会へ!

「社長2次会どうすんの??」
という若手職人の皆さんのご要望?により、恒例のカラオケラウンジへ。
かなり盛り上がりました!

新しい挑戦を考えるときには、若手職人さんの力が必要です。
今お話ししている方々は皆やる気なので、とても幸せな気分になります。

さて、これから若林はどのように変貌していのでしょうか。
お楽しみに!私も楽しみです。


熱意を持って
松下幸之助さんの著書「道をひらく」。
500万部突破の大ベストセラーとなっています。

先日、病気で倒れて入院しているうちの職人さんにお渡ししたのですが、
「心に響きます」と言っていただいた病室の机の上に読みさしが置いてあったので
ちゃんと読んでくれているのだと…

本日は熱意の話です。
毎日さまざまなことを真剣に考えていると、ふとした時に閃くことがあります。
結局、やろうとする熱意と覚悟、そして行動がすべてを変えていくのです。


熱意を持って

経営というものは不思議なものである。
仕事というものは不思議なものである。
何十年やっても不思議なものである。
それは底なしほどに深く、限りがないほどに広い。
いくらでも考え方があり、いくらでもやり方がある。

もう考えつくされたかと思われる服飾のデザインが、今日もなおゆきづまっていない。
次々と新しくなり、次々と変わっていく。そして進歩していく。
ちょっと考え方が変われば、たちまち新しいデザインが生まれてくる。
経営とは、仕事とは、たとえばこんなものである。

しかし、人に熱意がなかったら、経営の、そして仕事の神秘さは消えうせる。

何としても二階に上がりたい。どうしても二階に上がろう。
この熱意がハシゴを思いつかす。階段をつくりあげる。
上がっても上がらなくても……そう考えている人の頭からは、ハシゴは出てこない。
才能がハシゴをつくるのではない。やはり熱意である。
経営とは、仕事とは、たとえばこんなものである。

不思議なこの経営を、この仕事を、おたがいに熱意をもって、
懸命に考えぬきたい。やりぬきたい。


この二階へ上がりたいと切望し、この熱意を行動に変えると、
なぜか実際に奇跡的に出会ったり、やってきたりするものもあります。

やってくるという感覚は、実際に動いた人しか経験できません。
引き続き熱意を持って、チャレンジしていきたいと思います。


若林工芸舎の懇親会
文化財建造物の漆塗り、金箔押しや彩色、かざり金具を始め、
内装・外装修理を担当する「若林工芸舎」。

その若林工芸舎の新入社員の歓迎を兼ねた懇親会が行われました。

会長の声がけにより、串カツやさんに12名が集合。
梅雨の雨を吹っ飛ばす、とても賑やかな懇親会でした。

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2次会もディープな四条大宮で!乾君いつもありがとう!

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若林工芸舎は、職人さんをはじめとする文化財修理専門の会社です。
若林佛具製作所は、京仏壇・京仏具のメーカー、いわゆる伝統工芸、伝統産業の
会社なので管轄は経済産業省。
これに対して若林工芸舎は文化庁、すなわち文部科学省管轄なので、全く省庁が
違うのです。

ここが、若林工芸舎がなかなか受け入れてもらえなかった一つの理由です。
最初、京都府行政の窓口に文化財修理業者としての申請に行ったときは、
仏壇屋さんが何しに来たの?といった反応だったのです。
このことは、新谷現社長もよく語っています。


その会社が、まだまだ途上ではありますが、
ここまで認めてもらえるようになってきたのは、
関わる従業員の皆さんのがんばりのおかげだと感謝しています。

日本国はこれから「観光立国」として生きていかねばなりません。
人口減少、超高齢化社会のもと、生産性に問題あり、ますます収益が悪化します。
文化財修理は、文化財を活用するという「観光」のハード整備に欠かせない
国家プロジェクトなのです。


今回、ここに集まった若林工芸舎の優秀な従業員、職人さんとともに、
若林の10年後、その先の100年を目指して、
日本一・世界一の文化財修理会社になるというビジョンを描きながら
邁進していきましょう!!


海外インテリア雑誌の取材!
hole&corner(ホールアンドコーナー)

年2回出版されるイギリス(ロンドン)のライフスタイル雑誌です。

インスタグラムは“holeandcorner”
毎日多くの画像がアップされています。

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最新号で京都のデザイナー眞城氏と職人さんの特集を掲載されたことを記念し、
先日そのデザイナーさんのオフィスビルでトーク&パーティーが行われました。

今回この編集長とカメラマンさんが京都へお越しになるということで
取材の打診があったということです。


若林は現在、さまざまな取り組みを行っていますが、
一つのミッションとして、
京都の仏具職人の技術を応用、転用して異分野の製品を作るということがあり、
それを常に考え、取り組みを実行しています。

その一つにフランス人デザイナーとの取り組みが進行中。
今回の取材は、単に仏具職人の紹介といった内容ではなく、
そのチャレンジの考え方、実際の現場を発信していただけるような内容であれば
有り難いと思っています。

今後、海外へ向けてさまざまなメディアとの関係性も大変重要になってきます。
日本国の置かれた現状を考えると、次の時代へ移るまでの時間が迫っています。

少しでも露出を多くするとともに、具体的にこの素晴らしき京都の仏具職人技術の発信が
できていくならば、必ず世界に認められ、必要とされるものになるでしょう。

基本はアートピース的なものなら何でも作ることが出来るのですから
こんな場所は国内でもまず聞いたことがありません。


これからも世界へ目を向けて行動して参りたいと思います。


南座「聲明」公演!
京都「南座」新開場記念の「聲明(しょうみょう)」公演に行ってきました。

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第一部は
西本願寺式務部の皆様が中心となって出勤されていました。
中央には阿弥陀如来の御絵像と九字十字名号が掛かっています。
聴き慣れた内容で、雅楽は大変美しい音色を奏でていてレベルの高い皆様、
導師はいつもお世話になっている今小路覚真先生です。
客席を向いての礼盤作法は、とてもやりにくかったのではないでしょうか。
皆さんお揃いの七条袈裟を纏い、円になっての行堂、散華も行われていました。

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第二部は
天台宗の京都魚山聲明研究会さんで、曼荼羅を本尊に密教系の内容となっています。
中央には胎蔵界、金剛界の曼荼羅が掛かっています。
それぞれ皆さん違った五条袈裟で、舞台に座られていました。
鐃(にょう)はちと銅鑼を鳴らしながら厳かな雰囲気を感じるものでした。


仏教とともにインドから中国を渡って日本に伝わった「聲明(しょうみょう)」は、
寺院での儀式や法要など、特別な行事の際に行われるものでありますが、
日本音楽の源流とも言われ、仏教儀式の一環でありながら、豊かな旋律を持ち、
芸術的価値をも併せ持つ音楽です。
また南座という劇場空間での上演にあたり、特別の演出、趣向により、
仏教音楽「聲明」の素晴らしさ、奥深さを堪能いただけます。

との挨拶文がありました。

プログラムは下記の通り。

【演目】
西本願寺(本山本願寺の聲明)
親鸞聖人御誕生八百五十年 慶讃
立教開宗八百年 慶讃
一、浄土法事讃作法(じょうどほうじさんさほう)

天台宗(大原魚山流聲明)
伝教大師千二百年大遠忌 報恩
二、合行曼荼羅供畧音用(胎蔵界・金剛界)
(ごうぎょうまんだらくりゃくおんよう)


キャスト
【出演】西本願寺式務部  京都魚山聲明研究会


内容に合わせた“映像”を期待していましたが、
さすがにそれは違ったようです。失礼いたしました。


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