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朝に礼拝 夕に感謝!
京都にある老舗仏壇・仏具店から「あんなこと」「こんなこと」さまざまな情報を発信します。朝(あした)に礼拝(らいはい) 夕(ゆうべ)に感謝!
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仏壇販売取引の公正化
現在、経済産業省が主体となって仏壇販売の適正化に動いています。

24日には大阪で、25日には名古屋で
「仏壇販売取引の公正化に向けた説明会」が開催されています。

若林の会長は現在、
「全国伝統的工芸品仏壇仏具連合会」会長としてこれに関わっていて、
説明会の冒頭に挨拶をする一人となっています。

これまで、このような取り組みの動きだけはあったそうですが、
実際に行政が動くということはありませんでした。

それが今回は経済産業省が仏壇公正取引準備委員会を設立するという
今までにない展開となりました。

説明会資料には、
「仏壇の材質や産地に関する表示等の適正化により、消費者から高い信頼を
得られるばかりではなく、各社が公正なルールのもと
安心して商売を実施できるという大きなメリットがあります。」

と記載されています。

他業種は、
消費者も供給側も当然のように法律(内容は別として)で守られているのに、
仏壇業界は全くなかったというのもおかしな話ですが、
それだけ、各業者がまともな商売をしてきたことと、
商品が産地も含め多様化してきたことが、大きな動きの要因であるといえます。

これからの動きにご注目ください。

京仏壇の洗い修復
本日、お仏壇ご修復のご依頼をいただいているお宅へ
お仏壇のお引き取りにうかがいました。

このお仏壇、昭和30年に製作された正真正銘「京仏壇」なのですが、
とても珍しいことに、漆塗りがすべて溜(ため)塗り仕上げになっています。

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普通は黒色の漆がメインに使ってあるんですけれども、
ほぼ、全てが溜塗りの赤い小豆色をしています。

金箔の部分も少ないですが、
とても味のある素晴らしいお仏壇であると感じました。

また当時でも腕の良い漆塗り職人さんだったと推測できます。

お客様の普段の扱い方がいいので、全体的にはいい状態です。

京仏壇は、その中に入っている仏具(道具)も素晴らしく、

今回も金属製の三具足(尊前の燭台・香炉・花瓶)は
一品一品「蝋」で自在に細かい鋳型を作るという
「蝋型(ろうがた)鋳造」の製品でよくできていました。

最近は戦後の京仏壇を修復させていただく機会もありますが、
どこのお店の製品か、また木地や漆塗りはどの職人さんの系統か
など、当時のことを考えるのも楽しいものです。

いずれにしても、京仏壇は木地が良く解体しやすいように作ってありますから、
再び京都の職人さんの手を経て、完璧に新調の状態に戻ります。

50年前のものを天然の材料を使ってご修復・・・

究極のエコ&リサイクル?なのでは。

工房見学もいつでも受け付けております。
是非一度お越しください。


第30回 仏壇供養会
日曜日に恒例の「仏壇供養会(ぶつだん くようえ)」が開催されました。

いつも嵯峨釈迦堂 清凉寺様には大変お世話になっております。

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毎年「京都府仏具協同組合 商部青年会」が主催し、
今年で記念すべき30回目を迎えました。
(もう30年もやってるんですね)

今回はあいにくの雨模様となりましたが、
私は子どもの運動会が中止になったお陰で出席することができました。

雨にもかかわらず、業者、一般含めたくさんの方々がお仏壇を持ってこられました。


雨でお焚き上げはムリか?と思われましたが、安全上は結構いい湿りになりました。
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聞くところによると、今年は所轄消防署から実施についてかなり厳しいことを
言われたそうで、年々やりにくくなるなあという声が聞かれました。

まあ、境内地とはいえ文化財が並ぶ由緒あるお寺の中で火を焚くんですから、
当然といえば当然ですけどね。


最後はこんな感じです・・・
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数珠供養、人形供養・・・このようなお焚き上げ行事は京都にたくさんあり、
これらはいずれも大事な、ふつうには捨てられない!というものばかりです。

よく考えたら身の回りには結構あるものですよね。

「ご家庭で処分なさったら結構ですよ!」とか、言うのは簡単ですが、
やはり特別な思いのこもったものはご本人にしかわかりません。

いくら遷仏をした、お魂抜きをしたといっても、
何十年もその家の中心にあって先祖代々お参りされてきたわけですからね。


理屈では環境問題、火災の問題、場所の問題等々様々なことがあります。

しかし、最低年一度くらいはたとえ一部品でもお焚き上げ供養をすることが
必要なのではないかと思いますし、今後も続けていくことが必要だと思います。
すばる高校に行ってきました!
京都府立京都すばる高等学校

素晴らしい名前ですね~(昔は京都府立商業高校)

本日は「京都試作センター」のパートナー企業として、生徒さんにジネスプラン立案に向けた
課題のプレゼンテーションをしてきました。(参加は9社でした)

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「新しいスタイルのお仏壇」の課題。

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3年生40名ずつの生徒さんに2回。
限られた時間だったのでうまく伝わったかどうか・・・

これから9月、10月の企業訪問、企画会議を経て、
12月の皆さんの企画提案を楽しみにしております。

京都すばる高校の貴島先生
いろいろとお世話になります。


これと関連した話で、
うちが中心となって6月に「京都伝統工芸試作ねっと」を立ち上げました。
(簡単なホームページがあります。)

京仏壇・仏具の伝統工芸技術を新たな産業に活用していきたいと考えています。

今後の動きにご注目ください!!
洗い仏壇納品
当社で修復したお仏壇を納品してきました。

このお仏壇のお客様は伏見の旧家にお住まいで、中はとても静かな佇まいです。

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↑  ↑  ↑
マンションを嘆いておられました・・

もともと、戦後すぐに京都のある仏壇屋でお作りになられたもので、
浄土宗の素晴らしい京仏壇です。現在まで本当にきれいにお使いでした。

ただし、今回は完全な塗り直し修復ではありませんで、
もともとのお仏壇の漆塗りおよび金箔押しがしっかりしていたので、
表面の洗いだけでも十分なところが多かったように思います。

もっとも、金具は全て本金メッキを付け替えました。
そして割れやひび、傷やへこみがあった部分は、
初期工程からきれいに塗り直してあります。

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良い物は長く使った時にこそ、その素晴らしさが認識できると思います。

京仏壇・京仏具の修復は、納入後50年~100年のものをお引き取りします。
そのどれもにいい仕事がしてある。構造もしっかりしている。

大げさに言えば、修復のことまで考えて作ってあるのです。
良い物は修復の時にこそ、その良さがわかるものです。

私も昔、古い木造家屋に住んでおりましたが、
今回のお客様は京都人さえ忘れかけていることを
思い出させてくれる・・そんなお宅でした。

無事に納めることができました。ありがとうございました。
京蒔絵
これ、游(メダカ)の蒔絵が入った香合(お香入れ)なんです。
ちょっとかわいらしいでしょ
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うちの職人さんで京蒔絵職人の下出祐太郎さんの作品です。
1個18,000円から30,000円まで9色あります。
ちょっとした記念品には最高です。小物入れにもなります。


そもそも蒔絵とは、
漆を接着剤として利用し、金粉、銀粉などを蒔いて絵を描く技法のことで、
古くは平安時代から寺院を荘厳するのに最高の表現技法とされてきたようです。

若林のお仏壇の引き戸(猫戸)には昔から下出さんの蒔絵が入っています。
特にこの蘭陵王(らんりょうおう)の図柄は、うちの製作するお仏壇のほとんどに
代名詞のように施されています。

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一口に蒔絵と言っても「平蒔絵」「高蒔絵」「研出蒔絵」等の種類があり、
また、青貝や金銀粉の大きさを組み合わせると技法は無数に存在します。

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いかにも京都らしい伝統技法であり、今後も下出さんの大活躍が期待されます。
「MADE IN KYOTO」カタログ発刊!!
京仏壇カタログ「MADE IN KYOTO」を出しました!!

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お仏壇は本堂のミニチュア、本堂の内陣を家庭に再現したものといえますが、特に京仏壇は東・西本願寺や知恩院など、各宗派のお膝元でご本山様式を忠実に表現したものです。

先頃、経済産業省・特許庁が導入した「地域団体商標制度」でも
「京仏壇」はいち早く登録され、もちろん賛否両論はありますが
京都のブランドとして確立しています。

京仏壇は基本的に完全受注生産で、サイズからデザイン、
仕様に至るまでお客様の要望を全面的に取り入れることができます。
洗い修復に関しても同様です。

京仏壇の形状は、金仏壇のスタンダードとして全国に普及し、
鹿児島など国内の他産地でも「京型仏壇」として量産されました。
いわゆる安価品の登場です。

そしてバブル期以降は安価品の生産拠点が中国など海外に移り、
価格は崩壊、仕様や品質の表示方法等が問題となりました。

現在は時代にあわせて新しい形状の仏壇も登場していますが、
我々京都の仏壇店は、本物の伝統的工芸品「京仏壇」の技術を伝えていく使命を帯びています。

京仏壇は伝統工芸の総合芸術であり、
このカタログが京都の職人の技を伝える一助になれば幸いです。

仏壇の洗い修復
お仏壇って洗いができるってご存じでした?

特に金仏壇とか塗仏壇と言われるお仏壇についてのことなんですが、
洗いといってもそのままジャブジャブと水洗いするわけではなく、
基本的な工程としては、全てバラバラに解体した上で、
まず洗浄液(一般に薄めた苛性ソーダ)で金箔を落とし、漆部分も洗います。

そのあとは漆塗りから金箔押し等、新品の仏壇と同じ作業を施します。
金具はメッキ付け替え、蒔絵の良いものは再び研き出し、もしくは以前の図柄で描き直します。

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写真の仏壇は実際に店に展示しているものです。(元々うちの仏壇です)

半分はそのままにしてあり、半分はきれいに修復してあります。
非常によくわかる見本なんです。

最近、世間では安ければいいという業者さんもいらっしゃるようですが、
安いものはやはり「それなり」の仕上げにしかなりません。

あるいは本当に洗浄だけ・・というやり方もあるようです。
しかしながら、ただ水分を施すだけだと当然木は湿り、中から漆が剥がれてしまいます。
古いお仏壇の場合、きれいになる限度もあります。

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  ↑  ↑  ↑
うちの仏壇組み立て場です。

最後に、業者選びで大事なのは、その店の信用、対応、アフターサービスなど、
長くお使いいただくものだからこそ、ご購入・ご修復後も
親切に対応される会社かどうか、よく見極められることが必要だと思います。


さて、どこのお寺?
これ、どこのお寺かわかります??


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・・・

・・・

・・・



実はお仏壇なんです。


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しかも京仏壇の最高級品。

特にこのお仏壇は、3代目 若林卯兵衛氏(私の曾祖父)が

かの有名な岩手平泉の中尊寺、金色堂を模して作ったものだそうです。

当時はテレビ取材とかけっこうあったみたい・・・


京都のお仏壇は素晴らしい技術の集合体なんです。

是非一度ご見学にいかがですか?


こどもサイト
京都市が「きょうとこども情報館」というサイトを作っています。


http://www.city.kyoto.jp/koho/kids/03_feature/

こども情報館



大人でも結構わかりやすい内容だと思います。

「下京区ってこんなまち」のなかの「下京区のじまん」というところに

若林の仏壇製作スペシャリスト、S氏がうつっています。

京仏壇は京都の「じまん」なんですよ~


うちの会社では、仏壇・仏具の組み立て作業が見ていただけるようになっています。

たくさんの皆さんにお越しいただけるとありがたいですね。


京都駅から徒歩5分ですのでお立ち寄りください。
http://www.wakabayashi.co.jp/
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