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朝に礼拝 夕に感謝!
京都にある老舗仏壇・仏具店から「あんなこと」「こんなこと」さまざまな情報を発信します。朝(あした)に礼拝(らいはい) 夕(ゆうべ)に感謝!
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第4回 お香を楽しむ会 in京都
先日、第4回のお香の会が開催されました。

いつもながら東京より渡辺えり代先生にお越しいただき、
パワーポイントによるお話とお香づくりを楽しんでいただきました。

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これまで1月が聞香体験、2月が練香づくり、3月が匂い袋づくりと
20名を超える多くのご参加をいただいて開催して参りました。

今回は、「古代エジプト薫香キフィづくり」。

渡辺えり代先生の最も得意とされるアラブ関係?の内容です。

ミルラなどの樹脂
ジュニパーベリーなどの植物
白檀などの香木
これにワインやレーズンなどを加えて乳鉢に乳棒でつぶしながら
混ぜていきます。

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完成したものを乾燥させ、熟成させれば出来上がり。

お香として焚くのですが、キフィは独特の素敵な香りがして、
和のお香とはまた違った感覚。

またこのような機会をつくりたいと思います。

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卯兵衛会長と橋本木地さんもご参加でした!

第3回 お香を楽しむ会in京都
日曜日、第3回のお香を楽しむ会in京都ということで、弊社にて
開催させていただきました。

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いつもながら、
東京より「香研究会IRI」代表の渡辺えり代先生にお越しいただき、
各地より20名のご参加にて楽しいひとときでした。

卯兵衛会長、須藤仏師さんもご参加、
東京や名古屋からお越しの皆様はご遠方ありがとうございました。


さて今回は「春の匂い袋づくり」。

匂い袋というのは、和ダンスに入れて防虫効果を合わせて得るものだと
思っていたのですが、それだけではないようですね。

仕事上でも、スーツやジャケットのポケットに入れたり、車に吊したりすることに
よって自分も相手もいい香りを体験できます。

市販の匂い袋は化学的な材料が含まれていることも多く、香りも強いのが
特徴らしいですが、今回は天然材料のみを使って、3種類のお香から選択できました。
和の香り、リラックス、邪気払い、というものです。

いずれも何とも言えない素敵な天然の香りでした。
焚くお香とはまた違って材料そのものの香りなので、優しい感じがします。


終了後、有志の皆様でランチをしましたが、
ここでもまたいろいろな話題に花が咲き、素晴らしい懇親の場となりました。

来月は4/13(土)「古代エジプトの薫香キフィづくり」となっています。
ご興味のある方はぜひご参加ください!


「沈香」のお話
先日、東京で「沈香(じんこう)」のお話をききました。

京都大学 大学院薬学研究科 准教授の伊藤美千穂先生。
大変お忙しく、お話を聞く機会が少ない貴重なご講演だったようです。

こてこての関西弁(京都弁)で、東京でのご講演とは思えない雰囲気。
あっという間の90分でした。


最初はネズミを使った実験報告と学術的なお話でしたが、
ラベンダー等香りを嗅ぐことによってネズミも人間も運動量が低下するということ。
香りが人間の嗅覚から心身を覚醒したり鎮静したりすることは実感しますね。


さて「沈香」の高級なものが「伽羅(きゃら)」であることは聞いてはいるのですが、
実際には明確な線引きはなく、お香屋さんがすみ分けしているだけ。
特にサイエンスでは全く不明な状況。

現在まで沈香を研究してきた人自体が少なく、未知の部分が多かったということです。


ある時、いただかれた沈香の種200粒を蒔いたら、30~40株発芽し、
そこから沈香の研究がスタート。

その後ラッキーにも補欠予算があたり、温室をつくることができたということで、
何か流れがあったのでしょうね。

次に出来た種もまた発芽し、今では結構多く沈香の木が手元にあるので、
実験が非常にしやすくなったとおっしゃっていました。


沈香の実は、木から糸でぶら下がっているような感じで
落ちたら地面に刺さるような形状をしています。

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沈香はジンチョウゲ科ですが、基原となる属が7つほどあります。
しかしながら、植物の状態で見ないと木の状態では種は全くわからないそうです。

これら全種が「ワシントン条約」の絶滅危惧種に指定されてしまったので
基本的に日本に入ってこなくなっているのが現状のようです。

現在、ベトナムでは人工的に沈香を作る取り組みがなされているようですが、
「鉄」によって沈香に樹脂を生成する方法がとられています。

しかしながら、説明を聞くだけでもかなり疑問だらけでかつ粗悪品質。

昔は沈香の木から樹脂だけを取っていく職人さんがいたそうですが、
最近は材木ごと伐採してくるようで、資源の枯渇状態になっています。

木を蒸溜して採る「沈香オイル」も
最近は極端に採取量が少なくなっているということでした。

少し前まで、人工栽培する沈香の苗木は大変貴重なものだったようですが、
2008年頃から供給過多、売れなくなってきて現在は海外輸出までされています。

伊藤先生は、分類学的に雑種が出来ることを懸念されていました。


最後に、今一番品質のよいキチンとした伽羅・沈香が安く手に入るのが日本。
嘘をつかない日本へ、中国人のお金持ちが多く買い求めに来ているそうです。

あるお香屋さんでは、1本8万円もするお線香が売れているとのこと。

もともと、お香は貴重なものとして世界各地で発達してきましたが、
グラム3万円~4万円が当たり前の伽羅などは、今後、金やダイヤモンドより
貴重な幻のものとなってくるかも知れません。

これから伽羅や沈香がどのように高騰し、流通していくのかは大きな問題ですね。

第2回 お香を楽しむ会
本日、「第2回 お香を楽しむ会」を本店にて開催させていただきました。

東京より、「香研究会IRI」代表の渡辺えり代さんにお越しいただき、
「練香」づくりを行いました。

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練香(ねりこう)は、様々な材料を乳鉢の中に入れて
乳棒で混ぜ合わせるのですが、”つなぎ”にはなんとハチミツを使います。

今回は、和の香りとエキゾチックな香りのグループとにわかれて、
それぞれの材料を少しずつスプーンで計量し入れていきました。

ハチミツ、梅酢、梅酒を投入し、しっとりとよく混ぜ合わせたところで、
少し手にとって丸めていきます。
直径1㎝くらいに丸くしたら、それを陶器の熟成容器に入れます。

これを約2週間熟成させると完成!いうわけです。

焚くのはもちろん香炉ですが、
焼香ではなく、炭から少し離して焚きます。


奈良時代に鑑真和上によって大陸から伝えられ、
平安貴族が愛したといわれるこの「練香」は、
その香りはもちろん、こうやって自分自身で作ることで、
香りに対する興味が倍増するのだろうと感じました。


今回もfacebookにて呼びかけた友人を中心として、20名を超える
多くの皆様にお越しいただき、本当にありがとうございました。

そして東京より、渡辺えり代先生、下山さん、ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。

次回は3月10日(日)匂い袋づくりです。


「聞香」体験に行ってきました!
京都の香老舗「松栄堂」さんの「聞香を楽しむ会」に行ってきました。

先月参加した「山田松香木店」さんの聞香体験は4~5名の
こぢんまりした感じでしたが、今回「松栄堂」さんの参加者は16名と大人数。

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(写真は拝借!)

で、内容はというと…

三種のお香を聞いて、三番目が前の二つと同じお香か、あるいは全く違うお香か
を当てるゲームみたいなものです。
いわゆる「組香」といわれるものなのですが、松栄堂さんの聞香体験は
今回、香道「志野流」の作法に基づき行われたようです。

会は畑社長の説明からスタート。

いきなり全員に小さな硯が渡され、墨をすることから始まりました。
まず小さい折られた和紙に「名前」を小筆で書きます。

部屋の中央には書を書く方がいて、
写真にあるように、まず参加者16名の「名前」を全員分和紙に書いていかれます。

その後、各参加者が自分の「答え」を先ほどの和紙の内側に記します。
その「答え」を書人が「和歌」にしてそれぞれの名前の下に書いていきます。
聞香というよりも、一連の作法を見ているようです。

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“A B C” や “イ ロ ハ”ではなく、
三つの香木を鴨(かも) 鳰(にお) 鴛(おし)という言い方をして、
庭に遊んでいる隠れた美しい鴛鳥を当てるという、何ともややこしい、
いえ、何ともしゃれた発想だと思います。

ちなみに答えは「鴛」。

私はハズレ! 一緒に行った女性社員のS田さんは見事当たり!
記念に写真の紙をもらっていました。

結びに「お菓子とおうす」が振る舞われ、掛軸やお道具についての説明があったりして
「聞香」を中心とした一連の時間と空間が上手に作られているなあという感じでした。

"おもてなしの心"ですね。


「聞香」のみをじっくり楽しむことは、また別の機会に!

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