FC2ブログ
朝に礼拝 夕に感謝!
京都にある老舗仏壇・仏具店から「あんなこと」「こんなこと」さまざまな情報を発信します。朝(あした)に礼拝(らいはい) 夕(ゆうべ)に感謝!
201908<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>201910
文化遺産・施設総合展
先日、といいますか7月になりますが、
東京ビッグサイトにて「第5回文化遺産・施設総合展」が開催されました。
若林グループの文化財修理を担う会社「若林工芸舎」が4年目の出展をいたしました。

img-visual-bunka.jpg

(写真提供はすべて沙々木君)
IMG_6410.jpg

これまで、出展ブースメインの職人実演として、掛軸修復や彩色補彩を
お見せしてきましたが、今回は錺(かざり)金具の彫金実演。

IMG_6429.jpg

京都の若手彫金師、島田さんにお越しいただきました。
当日は、銀の指輪に彫金を施す“彫金体験”も開催して、盛り上がりました。

IMG_6442.jpg

IMG_6412.jpg

さて、「文化遺産・施設総合展」とは

最新技術の提案で、歴史的価値のある遺産の継承に繋げる専門展示会です。
文化財の老朽化や地震などの自然災害により、文化財を継承する新たな
ソリューション技術の導入が必要とされています。
日本の歴史的遺産を次世代に継承する技術を発信する場として、
また、その文化遺産を活用することによる新たな地域産業の振興を目指し
本展を開催します。

伝統建築修復技術や美術工芸品修復技術、免震・耐震対策、空調、防災・防火対策、
測量調査、非破壊検査機器、観光サービス、地域活性化ソリューションなどに関する
製品やサービスが出展します。


「若林工芸舎」の展示、実演が最新技術かどうかは疑問ですが、
この技術が歴史的価値のある文化財、遺産の継承に繋がることは間違いありません。

島田さんはもちろん、担当の新谷社長、沙々木君はじめ関わっていただいた皆様、
大変おつかれさまでした!

第4回 文化財保存・復元技術展
本年も「文化財保存・復元技術展」に出展させていただきました。

今年で3回目(展示会自体は第4回)の出展となったこの展示会、
毎年この時期に東京お台場のビッグサイトにて開かれています。


文化時報さんの記事です。
!cid_21244B0F-FF47-45AD-9CE3-7F63A8337477.jpg


何事も3年続けますと、徐々に認知していただけるようで、
多くのご来場があり、様々な方々からお声がけをいただきました。

文化財関係の展示会ということで出展者は少ないため、
通常は他の展示会と合同開催(会場共有)になります。

それも大きな会場の端の方へ追いやられ?ますので、見つけていただくのが大変です。


また、昨年に引き続き京都の職人さんの実演を行いました。
本年は文化財修理にも直接携わる弊社表具職人Sさんによる掛軸修復の工程です。

期間中、フル回転で作業をしていただきました。
ご本人はこのように外部の方々と接触できる機会に対して、
とても満足されていたようです。

出展にはそれなりの準備と費用がかかりますが、続けることに意味があります、

やはり行動からしか生まれるものはありませんので、
今後も続けていただきたいと思います。

ご担当の皆様、大変おつかれさまでした。


無形文化遺産に登録へ!
若林工芸舎が取り組んでいる文化財修理の技術が、
ユネスコの無形文化遺産に登録されることになりました。

下記はその記事です。

政府は関係省庁連絡会議を開き、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産
に「伝統建築工匠の技 木造建造物を受け継ぐための伝統技術」を提案することを
正式に決めた。
3月末、ユネスコに提案書を提出。専門家による評価機関の事前審査を経て、
2020年11月ごろのユネスコ政府間委員会で登録の可否が決まる見通し。
「伝統建築工匠の技」は伝統的な建造物の修理、漆塗、屋根瓦葺など14件で構成。
いずれも、文化財修理や材料・道具の製作などの技術の保護を目的とした
国の選定保存技術になっている。

〈京都新聞の切り抜き〉
20180307090238a46.jpg

上記の選定保存技術とその保存団体が対象となっており、
我々(若林工芸舎)はこの中の「建造物装飾」の選定保存技術保存団体である
「社寺建造物美術保存技術協会(社美協)」の会員です。

今後ますます職人さんの活躍の場が増えてくることも予想されますし、
後継者の育成を含めて責任は重大です。

現在は文化庁管轄の文化財修理であり、我々もこれに従って動いていますが、
社寺建造物修理を担当する職人さんは仏具の関係者も多いので、
(経済産業省認定の)伝統工芸士として関われるようになれば
技術の裾野はもっと広がると思います。

今すぐには難しいと思いますが、
お客様のため、従業員のため、京都のため、日本の未来のため、
若林の挑戦はますます広がっていきます。

ユネスコ無形文化遺産への登録を楽しみに待ちたいと思います。


第3回 文化財保存・復元技術展
今年も「東京ビッグサイト」に行って参りました。

「文化財保存・復元技術展」

15007039731390.jpg

2年目の今年も「若林工芸舎」の事業として出展いたしましたが、
3日間、多くの方々にご来場いただきました。

15007040221812.jpg

15007040091731.jpg

実際には「文化財保存・復元技術」だけの展示会ではなく、
多くの展示会が合同で一つの大展示会を形成していますので
来場者がどの目的で来られているかはわからないのですが。
他の会場から流れてくる人、近くのブースの方々などなど含めて
様々なご来客がありました。

15007040513133.jpg

誠にありがとうございました。


今回は補助金を申請し、それも利用しての出展となりましたが、
こうして継続して行動していくことが
明日の新しい事業を作っていくことになります。

実際に総合的に文化財修理のできる業者は、日本に数社しか存在しません。

若林工芸舎はその数少ない中の一つであり、
漆、金箔、彩色、錺金具、丹塗りなど、全て施工ができます。

ここには、長年“寺院用仏具”の修理で培ってきた技術が詰まっています。

文化財修理としての経験は浅いですが、
施工技術は他のどこにも劣ることはありません… どころか
総合的な点では優れている点も多々あると思います。


今後ますます力を発揮していく場所が増えていくことと思いますし、
少しずつパワーアップしていければいいのですが。

S社長、Mさん、Nさん、S君、東京の皆様、おつかれさまでした!
NHKの取材がありました!
若林工芸舎が現在関わらせていただいている「二条城 東大手門」
堀川通りに面している皆さんもよくご存じの“入り口”です。

ここの錺(かざり)金具について修理作業中の取材がありました。

NHKが一連の取材をしているうちの一部分となります。


若林工芸舎、錺金具部門の職人さんとしてご活躍いただいているMさん。
本日は“主役”として頑張っていただきました。

14748452442770.jpg

14748453121073.jpg

現場から取り外した銅の錺金具は、
一旦表面の汚れをすべて落として曲がり等を整形し直します。

そして、今回は金箔の「三度押し」となります。

14748452676351.jpg

生漆(きうるし)を、金箔を押す(貼る)面に塗り広げ、
それを均一に拭き取ります。
均一に拭き取らないと金箔の表面に“ムラ”が出てしまいます。

また、漆の乾きの読みも職人の長年の経験、”カン”が左右します。
漆が金箔の「接着剤」ですから、乾かなくても乾きすぎてもいけないのです。

その次は、化粧となる「墨差し(すみさし)」工程。
模様以外の部分(ななこと呼ばれる粒々の部分)を黒く塗っていき、
菱形や花の模様を浮きだたせていきます。

お寺の外部金具にもよく使う手法ですね。

14748452791792.jpg

ということで、今回の撮影は無事終了、
先の放送が楽しみです!(^^)


文化財保存・復元技術展 2016
現在、東京ビッグサイトにて行われている

「文化財保存・復元技術展」

本年、「株式会社 若林工芸舎」として初めて出店いたしました。

14691202044710.jpg

14691202553892.jpg

さまざまな分野の展示会が合同で大きな会場を構成している感じ。
文化財関係ブースだけの展示会場とはなっていませんが、
来場者は多く盛況で、我々のブース展示&剥落止めの実演を
大変興味深く見ていただけます。

また、文化財の関係者も想像より多くお越しになっています。

14691202166171.jpg

明日22日は、午前11:00から「特別セミナー」
臨済宗相国寺派の有馬 賴底管長によるご講演、
「金閣・銀閣 文化財への思いを語る」があります。

ちょっと聴いてみたいです。


展示会は明日の10時~17時まで、
ビッグサイト一番奥の東棟にて開催されています。

皆様のお越しをお待ちしております!


東京駅と武雄温泉楼門
少し前に、弊社の文化財部門「若林工芸舎」が関わらせていただいた
国の重要文化財「武雄温泉」の楼門修復。

S谷営業部長が、新幹線の雑誌に面白い記事を見つけてきたということで
ちょっとネタに使わせていただきます。

新装なった「東京駅」の左右のドーム内には十二支(干支)がいるそうです。

d-21-smw-DSC_4661.jpg

1101-eto.jpg
(関連サイトより)

この東京駅を設計したのが辰野金吾という人物。
「日本銀行本店」、「奈良ホテル」など現代に残る名建築も手がけられています。

さて、2013年4月18日付の佐賀新聞によると、
東京駅のドーム天井の8方向に千支(えと)のレリーフがあり、
残りの4つの千支(子・卯・午・酉)の行方が謎となっていたという。
その残りの4つが、遠く離れた九州の武雄温泉楼門の天井の4方向に描かれていた…
とあります。

1fd05ef0.gif

そうです、
東京駅のドームは八角形なので十二支だと4つ足りなくなってしまいますね。
そしてその不足している分4つが、
同じく辰野氏が設計した佐賀の武雄温泉楼門にあったということです。

とても興味深い楽しいお話です。
設計士の遊び心が伝わってくるようです。


あるサイトに、現在1カ所の武雄温泉の楼門は、
もともと3カ所あったということが書いてありました。

辰野氏はその3か所の楼門を、東京駅の出入口3か所と同じように発想し、
提案したのではないだろうかということ。
東京駅の中央部分は天皇陛下の通られる出入り口、
北、南が一般客の出入り口とされていました。

なので、武雄温泉の門も、同じような発想に基づいてつくったのではないか
と推測されていました。

辰野金吾、聞き慣れない名前ですが、とてもスゴイ建築設計士です。


copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.