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朝に礼拝 夕に感謝!
京都にある老舗仏壇・仏具店から「あんなこと」「こんなこと」さまざまな情報を発信します。朝(あした)に礼拝(らいはい) 夕(ゆうべ)に感謝!
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海外インテリア雑誌の取材!
hole&corner(ホールアンドコーナー)

年2回出版されるイギリス(ロンドン)のライフスタイル雑誌です。

インスタグラムは“holeandcorner”
毎日多くの画像がアップされています。

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最新号で京都のデザイナー眞城氏と職人さんの特集を掲載されたことを記念し、
先日そのデザイナーさんのオフィスビルでトーク&パーティーが行われました。

今回この編集長とカメラマンさんが京都へお越しになるということで
取材の打診があったということです。


若林は現在、さまざまな取り組みを行っていますが、
一つのミッションとして、
京都の仏具職人の技術を応用、転用して異分野の製品を作るということがあり、
それを常に考え、取り組みを実行しています。

その一つにフランス人デザイナーとの取り組みが進行中。
今回の取材は、単に仏具職人の紹介といった内容ではなく、
そのチャレンジの考え方、実際の現場を発信していただけるような内容であれば
有り難いと思っています。

今後、海外へ向けてさまざまなメディアとの関係性も大変重要になってきます。
日本国の置かれた現状を考えると、次の時代へ移るまでの時間が迫っています。

少しでも露出を多くするとともに、具体的にこの素晴らしき京都の仏具職人技術の発信が
できていくならば、必ず世界に認められ、必要とされるものになるでしょう。

基本はアートピース的なものなら何でも作ることが出来るのですから
こんな場所は国内でもまず聞いたことがありません。


これからも世界へ目を向けて行動して参りたいと思います。


有田焼からのご見学
佐賀県の有田・伊万里・波佐見という産地があります。

この度、その地域のプロデューサー、および原材料である陶土を生産されている方に
京都へお越しいただきました。

有田焼とは、佐賀県有田町周辺(旧:肥前国)の地域で焼かれた「磁器」の総称。
日本における磁器の起源となっていて、2016年に400年という大きな節目を
迎えられています。


当時、有田に定住した朝鮮半島の陶工たちが陶器の製法に磨きをかけ、
さらに有名な柿右衛門らが色絵磁器を生み出し、技術が進化したということ。
その芸術性の高さから、東インド会社が買い付けるようになるのですが、
これらの「有田焼」を伊万里の港から輸出していたので、「伊万里焼」と
呼ばれるようになったということです。

「陶石」と呼ばれる粘土の土を用いて作られる「磁器」は、高品質の原材料が
あったからこそ生まれた製品なのですね。


さて、2日間にわたって京都の仏具職人をご案内したわけですが、
さすが、職人さんの土地からいらっしゃった方々だけに、目が違います。

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また、来られたこの陶土やさんは、最近、型を作る「型製造」、
廃業した窯元を引き継いで「窯元」も始められていて、総合的にオリジナル製品を創れる状況にあります。

もともと焼物の世界も、商社を含めた分業であり、その工程を統括されることは現在まではまずありません。

新規チャレンジをしているもの同士、話が通じるところが多いです。
有り難いことです。


若林の新規事業チャレンジに“敏腕プロデューサー”が付いているように、
この有田・伊万里にもこんなにも優秀なプロデューサーがいらっしゃいます。


これから何かの形で絡んでいければいいと思いますが、
まずはお越しいただいたことに感謝し、お互いの発展を念じたいと思います。


Kanamono Art完成!
製作を進めてきたKanamono Artが完成しました。

以前にもこのブログでお伝えしましたが、
これは、弊社がお付き合いしている内田喜基さんの作品です。

今回、お願いしたのは弊社の彫金職人さんと鋳物職人さん。


一つは彫金の「蜘蛛」

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彫金というのは、いつもは銅板の錺(かざり)金具に対して
唐草模様や魚々子(ななこ)という“つぶつぶ”を彫っていく作業が多いのです。

今回は、決められた形の数種類の“カナモノ”をデザインによって配列された
元の絵があり、それを忠実に彫っていくという作業です。
恐ろしいくらい完成度の高い作品だと思います。


先日、着色職人さんの工房に関係者皆さんが立ち会って、
この銅板への色付け(酸による自然加工)の最終確認を行いました。
仏具の仕上げとは程遠いアーティスティック感覚なのですが、とてもいい感じです。


もう一つは鋳物の「蛾」

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型からシリコンをとって「蝋型」を製作し、そこに“化石”風に台をつけてあります。
何とも不思議な作品ですが、どうやって作ってあるのかは
おそらく一目ではわからないでしょうね。
これも、仏具の仕上げとは全く質の違うかなりのアート感覚ですが、
さすが蝋型鋳造職人さんという感じです。


彫金職人のSさんと、鋳物職人のYさんが
その素晴らしい技で製作してくれたこの「蜘蛛」と「蛾」。
何と5月のニューヨークでのギャラリーに展示されることになりました!!


他にも全国でさまざまな技術を使った興味深いKanazono Art作品がありますが、
機会があれば紹介したいと思います。


アーティストのご見学
引き続きデザイナー、アーティストのご見学が続いています。

京都の仏具職人技術がどうしたら広められるのか。
これが、若林の一つの課題です。

今の答えはひとつ。
職人の仕事を見ていただくこと。


今回は某若手有名アーティストのご見学でした。

平素は京都に工房を構え、美術学校の先生もしている方ですが、
感性というか、考え方が素晴らしいと感じました。
やはり名前が売れてくる人は人間性も伴っている人が多いと思います。

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仏具職人をご見学いただく方々の反応は
だいたいいつも同じようなものがあります。

もちろん作る目的があってお越しいただくわけなのですが、
最初は、京都で何ができるの?
仏壇職人の技術って限られたものではないの?

といった感覚であると思います。


1日お付き合いしていると、
車で移動していても途中から大抵無口になっていかれます。
頭脳が働き出すのですね。

そして最後には、
「もう一回見に来ていいですか」という有り難い言葉をいただきます。


京都の仏具職人さんは分業として大きく8つの工程に分かれます。

それぞれの工程がかなり専門的であるため、
使う職人、工程をチョイスすることになりますが、
どのデザイナーやアーティストの分野にも必ず当てはまるものがあるのだと思います。

仏具職人は1日では回りきれませんし、1回のご見学ではまず理解することができません。
なので、2回3回とお越しになるケースもあります。

私やプロデュースしているMさんは、昨年まででも10回20回と
各職人をご案内していますが、常に新しい発見があります。

日本中のデザイナー、アーティストに京都の職人を発信して、
職人といえば京都!と認識していただきたいのです。


まだまだ奥の深い京都は
今後ますます注目されるようになるのではないでしょうか。



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