京都にある「ヤスダモデル」さんを見学させていただきました。
先日、ここの安田社長が若林本社にお越しになり、お話を伺いましたが、
かなり興味深い仕事をされている安田さんに対して、逆に見学をお願いしました。
もともと“木型屋“であるこの安田さん、これまでも鋳物の木型を作ってこられました。
その技術は金属鋳造に限らず、さまざまな素材で製品となります。
アルミやFRPなどを含め、我々の扱う素材とはちょっと違うものもあります。
工場では、公共施設の壁面装飾パネルに使う鋳造の型を作っておられました。
その他、某有名テーマパークの装飾や什器、トワイライトエクスプレス瑞風の装飾部品、
からくり時計など、一点しか作らないものに威力を発揮されています。
特にからくり時計は、全国のあらゆる場所に納入事例をお持ちです。
素材や製法など、弊社にもとても参考となるお話をお聞きいたしました。
(瑞風の先頭部分イメージです。)
(からくり時計の納入事例です)
さて、弊社は何屋さんでしょうか。
仏壇・仏具店であることは間違いないのですが、それは販売している一部の商品のこと。
何屋さんであるかは、3つの使命に凝縮されています。
1. お客様、従業員、職人を大切にします
2. 工芸の技術を育て、高め、次の世代へ継承します
3. 手を合わせるという心と文化を守ります
この2と3に沿って考えると
・職人さんの技術とともに“ものづくり”をしている会社
・手を合わせる場所を提供している会社
とでも言いましょうか。
お寺も家庭も文化財も、そしてデザイナーとの協働も、
どちらかに、また両方に関わる仕事です。
今期の方針テーマである「目的を持とう」にもつながりますが、
何を目的として何を販売しているのかは、常に確認する必要があります。
若林はヤスダモデルさんのような要素を多く持っていると思います。
ますます各方面から頼られる、オンリーワンの会社になっていきたいです。