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朝に礼拝 夕に感謝!
京都にある老舗仏壇・仏具店から「あんなこと」「こんなこと」さまざまな情報を発信します。朝(あした)に礼拝(らいはい) 夕(ゆうべ)に感謝!
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全国宗教用具協同組合 研修会
少ししゃべってきました。
全国宗教用具協同組合(以下:全宗協)の京都研修会。

弊社が長くお付き合いしていて、学校の先輩でもある吉田治市商店さんの社長から
新しい店作りと今の若林の取り組みを話してほしいと依頼がありました。
まだまだ道半ばなので固辞していたのですが、
少しでも全国の同業者の皆さんに感じていただけることがあるならば…
とお引き受けいたしました。

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といいましても東京浅草の山本さんと二人で1時間半の配分、
実際の登壇は45分くらいでしたが。

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私から30分弱パワーポイントを使ってお話ししたあと、
コーディネーターの吉田さんから質問を受ける形で進みました。

本社ビルをリニューアルしてからすでに2年近く経過し、
当時の細かいことはそろそろ忘れかけているところもありますが、
店舗リニューアル改装のコンセプト、商品構成、ディスプレイなどをお話しした上で、
ネット販売、オリジナル商品、今月行われる表参道でのデザイナーズ仏壇
「レゾンデートル」コレクションの展示会などなど、
一通り若林の現在進行形を説明いたしました。

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人によっては「身銭を切って業界のために進んでくれてますね」とか、
「よくそこまでぶっちゃけて話しましたね」とか、言ってくる人もいました。

京都の同業者の会長・社長さんもいらっしゃってちょっとは緊張しましたが…
最近はどこでもストレートに申し上げているので、
あまり気にならなくなってきました。

実は、こうしてお話することによって自分自身の勉強になっています。
ですから、参加の皆様にお話ししているというだけではなく、
自分自身のモチベーションのためにお話ししているということにもなります。

それと、こうした新たな取り組みは社内だけではできないことの方が多いです。
外部のプロデューサー、専門分野としての顧問の必要性も併せてお話ししました。
弊社は幸い優秀な方とともに歩むことができていますが、
これは行動を起こすことによって、必ず出会うものだと思っています。

何度も申しますが、若林は現在進行形です。
これからも皆様とともに勉強し、良き会社になっていきたいと考えています。

また翌日、実際に見に来ていただいた同業の方々にも感謝申し上げます。
勉強熱心な方々からはこちらが刺激を受けますね。

今回はこのような機会をいただき、誠にありがとうございました。


「raison d’être(レゾンデートル)」発表!
新たなチャレンジの始まりです。
お近くの方も、お近くでない方も、ぜひ見に来ていただきたいと思います。
10月18日(金)~27日(日)まで、ぜひ東京・表参道へ!!
詳細は下記の通りです。

レゾンデートル表紙

この度、6組のクリエイター(デザイナー、建築家、アーティスト)とともに
新しい仏壇を提案するプロジェクト「raison d’être(レゾンデートル)」を
発表いたします。

これまで木工・漆工・金工など数多くの職人との共に、
寺院の仏具から内装工事・家庭用仏壇の製作を行ってきた若林佛具製作所。
「raison d’etre(レゾンデートル)」プロジェクトでは、今回、
板坂諭氏、倉本仁氏、永山祐子氏、名和晃平氏、橋本夕紀夫氏、眞城成男氏の
6組のクリエイターとともに、それぞれの視点で捉えた仏壇の在り方を
伝統工芸の技術で表現します。

“存在意義”を意味する「raison d’être(レゾンデートル)」。
居住空間やライフスタイルの変化とともに移り変わってきた“祈りのカタチ”。
その中で仏壇の必要性自体にも変化が起こっています。
仏壇の側面である、家具として家に配置する物、寺院をミニチュア化した建造物、
祈りの対象としてのオブジェの3つのアイデンティティを抜き出し、
それぞれをプロダクトデザイナー、建築家、アーティストと再構成。
そこに職人を掛け合わせ、仏壇の持つ意味やこれからの暮らしの中で
あるべき姿を見つめなおすことで、手を合わせる場所や時間の大切さを
市場に問い掛け直していきます。


<展示発表概要>
会期:2019年10月18日(金)〜10月27日(日)
会場:GUM表参道(東京都港区北青山3-10-25)
クリエイター:板坂諭 / 倉本仁 / 永山祐子 / 名和晃平 / 橋本夕紀夫 / 眞城成男

<レセプションパーティーのご案内>
期間中にレセプションパーティーを開催いたします。
どなたでもご参加いただけますので皆様お誘い合わせの上、是非お立ち寄りくださいませ。

日程:2019年10月21日(月)
時間:18:00~21:00
会場:IWAI OMOTESANDO(東京都渋谷区神宮前5-6-15)  
   *展示会場と異なりますのでご注意ください。


よろしくお願いいたします!!
大丸心斎橋店から鳳凰飛び立つ!
本日9月20日、大阪心斎橋にそびえる大丸心斎橋店がリニューアル、
グランドオープンしました。

御堂筋から正面玄関入ってすぐの左側、
美しく存在感のある「鳳/凰」が来館者の目を引いています。

左側がプラチナ箔仕上げ、右側が金箔仕上げ、実に素晴らしい作品の誕生です。

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この鳳凰、彫刻家でありアーティストである名和晃平さんのデザイン。
3Dモデリング技術によって造形されたイメージ画を、弊社の職人さんが見事に再現!

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仏像彫刻師の若手チームが、鳳凰全体に広がる
不動明王の後背とは比べものにならないほど複雑すぎる火炎を木彫で見事に彫り上げ、
塗師が全体に漆塗を施し、箔押師がそれぞれの箔を押しました。

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オープニングレセプションでは、
名和晃平さんがこの作品の考え方、思いをステージで語っていらっしゃいました。
京都に工房を構えるアーティストとして、以前から構想はあったようです。

京都の仏具職人さんの技術を他分野に応用、転用して世界へ!
これからまさに羽ばたこうとしている若林佛具製作所の姿とも重なります。

まずは関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
思いのあるメンバーが揃ったからこそ完成した、思いのある作品となりました。


それにしても、大丸のトレードマークである孔雀が、
もともと“フェニックス”だったとは、何とも興味深いお話です。

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京都大丸さんとは長年お付き合いのある若林として、さらなる有り難いご縁として
ますます飛躍して参りたいと思います。

10月11日までの展示です。ぜひお出かけください!


第42回 京仏壇・京仏具 技術コンクール展
毎年この時期に開催されます、技術コンクール。
京都・岡崎の「みやこめっせ」にて行われています。

京仏具は伝統工芸と呼ばれるもので、分業によって各工程が進んでいきます。
技術コンクールはそれぞれの工程を見てもらう展示会なので、製作途中のものもあります。

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詳細は下記の通りです。


第42回 京仏壇・京仏具技術コンクール展

京都府仏具協同組合では、京仏壇・京仏具の製作技術の向上を目指すコンクールを行い、
その受賞作品を含む出品作品の展示会を開催いたします。

〇日時
令和元年9月14日(土)・15日(日)
午前10時~午後5時(ただし、15日は午後4時まで)

〇場所
京都市勧業館みやこめっせ 地階 京都伝統産業ふれあい館 イベントルーム
(京都市左京区岡崎成勝寺町9―1)

〇内容
木彫・漆工・仏像彫刻・蒔絵・表具・箔押・金工など広い分野の匠が技を競います。
○伝統的工芸品の製作技術による仏像・仏具
○伝統技術を活かした工芸品(新デザイン・創作)の作品が展示されます。

〇入場無料



先立って、このコンクールの審査が行われました。
これも毎年近畿経済産業局、京都府、京都市の各ご担当をお迎えして、
各製品の審査を行います。

今年も思いの入った力作が並んでいます。
ぜひ、みやこめっせに足をお運びください!


卯兵衛相談役の記事
本日の京都新聞に掲載されていました。

「京商NEWS」

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弊社の相談役が京都商工会議所の副会頭として実行委員長を務める
「京都・暮らしの文化×知恵産業展」のPRです。

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「京都・暮らしの文化×知恵産業展」

平安時代から千年以上にわたり日本の首都で会った京都には、全国からヒトやモノが
集まり、長い歴史と人々の生活の中で独特の文化を発展させてきました。
この文化を支えてきたのが京都の伝統産業です。
その高い技術や技法、知恵は今日の先端産業にも生かされています。
この度、ICOM(国際博物館会議)京都大会(9月1日~7日開催)に合わせ
京都のくらしの文化、伝統産業と先端産業を一堂に見て知って体験することができる
「京都・くらしの文化×知恵産業展」が開催されます。

ということで、以下内容です。

日時:令和元年9月3日(火)~5日(木)
午前10時~午後5時(最終日:午後4時まで)
場所:京都市勧業館みやこめっせ3階 第3展示場
入場無料(体験ゾーン及びイベントは一部を除いて有料)

【伝統産業エリア】
①実演ゾーン:
多岐にわたる伝統産業が40業種以上集結し,職人さんの手仕事を間近で
ご覧いただけるまたとない機会です。だけるまたとない機会です。
職人さんと会話しながらお楽しみください。職人さんと会話しながらお楽しみください。
(実演予定品目)
西陣織,京鹿の子絞,京友禅,京くみひも,京繍,京仏壇・京仏壇,京漆器,京指物,
京焼・清水焼,京扇子,京うちわ,京人形,京表具,京陶人形, 京都の金属工芸品,
京象嵌,京銘竹,京版画,京すだれ,京印章,京竹工芸,薫香,金網細工,唐紙,
京瓦,京真田紐,京足袋,京丸うちわ,京和傘,截金,調べ緒,提燈,能面,伏見人形,
結納飾・水引工芸,数珠,京こま,京七宝,黒谷和紙

②体験ゾーン:
実際に伝統産業製品の製作体験等をしていただけます。
(体験予定品目)
京友禅,京くみひも,京繍,京仏具・京仏具,京漆器,京象嵌,京銘竹,京印章,薫香,珠珠,京七宝,京料理(だしの試飲)ほか

【先端産業エリア】
特別展「伝統とテクノロジー」-京都のものづくり/手仕事の遺伝子-を開催します。
京都を代表する企業の製品展示や企業PRブースを設置します。

【くらしの文化エリア】
茶道(表千家,武者小路千家,藪内家,煎茶道二條流,煎茶道方円流)
茶会の手順を再現する実演や解説付呈茶席,体験を実施します。

華道(京都いけばな協会)
いけばな作品14点の展示やレクチャー,ワークショップを実施します。

書道(京都書作家協会,京都書道連盟)
書道作品の展示やレクチャー,ワークショップを実施します。


その他、ステージやブースにて実演・体験イベントが開催されます。
我々「京仏壇・京仏具」からも出展いたします。

ぜひ、「京都・暮らしの文化×知恵産業展」へお越しください!

京仏ソムリエの会 研修会
京都府仏具協同組合の資格として、「京仏ソムリエ」があります。

京仏ソムリエは、京仏壇・京仏具について特に深い専門知識と経験を有する
当組合員を登録認定しお客様のご相談、ご質問にお応えしています。

条件が揃うと、上級の「京仏マスターソムリエ」受験資格が得られます。

定期的に登録者に対する研修会が催され、点数を積み重ねていかないと
京仏ソムリエ資格が剥奪されてしまいます。

ということで、昨晩に研修会が開催されました。


ご講演は、数多くの名勝庭園、寺院庭園を扱う「植彌 加藤造園」の加藤社長。
お題は、「京都の寺院庭園について」です。

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京都の中では、国指定の「特別名勝庭園」、「名勝庭園」の約8割が寺院庭園です。
それぞれ建造物でいうところの「国宝」、「重要文化財」にあたるものです。

特別名勝庭園は、全国23件のうち京都に13件。
名勝庭園は、全国226件のうち、京都に51件。

いかに京都に集中しているかがわかります。
一番古いのは宇治の平等院庭園と嵯峨の大沢池で、大正11年3月の登録。

日本人の庭園感としては、
自然の風景には勝ることはないとして、自然への敬意があるとおっしゃいます。

「無作為の作為」
自然な雰囲気を生かして、手をかけたのがどうか分からないような手間をかける。
そして100年、200年後のことを考えながら作っているということです。

庭はメンテナンス(維持管理)だけでなく、フォスタリング(育成管理)であると。
我々の扱う仏具も、50年、100年先を考えて作るものではありますが、
植物は成長しますから刻々と庭の風景は変化していきます。
その成長を想像しながら、頭に描きながら、無作為を作為するのですね、


庭師は造園技術の伝統を受け継ぐだけではいけない。
新しい伝統を創造しなければならない。

これって、今まさに若林が突き進んでいる10年計画、
その先の100年後の姿と考え方がリンクするものですね。


京仏具工芸協会 総会 2019
「京仏具工芸協会(若林職人の会)」の2019年度総会が開催されました。
本年も恒例!宵山に「ちもと」さんにて。

17時からは武田病院の武田院長のご講演。
テーマは「糖尿病」!!
いかに怖い病気か、また日常の食生活についても、ご参加の方々の年齢を考えた
とてもわかりやすいご説明、ご講演でした!

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その後、18時ごろから懇親会がスタート。

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いつもながら、あちらこちらで交流がなされていました。
私もよくのみました!

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こうした集まりは新年会と宵山と年二回あるのですが、
職人さんと若林の管理職およそ50名が一同に会して懇親を深めるのは
あらためてとても有意義なことだと思います。


終了後は2次会へ!

「社長2次会どうすんの??」
という若手職人の皆さんのご要望?により、恒例のカラオケラウンジへ。
かなり盛り上がりました!

新しい挑戦を考えるときには、若手職人さんの力が必要です。
今お話ししている方々は皆やる気なので、とても幸せな気分になります。

さて、これから若林はどのように変貌していのでしょうか。
お楽しみに!私も楽しみです。


「ものづくり」の考え方
今の伝統工芸は、ほとんどが明治時代に制定されたものである。

明治初期に日本の各藩から生産品を集め、ヨーロッパの博覧会へ出展した。
これが日本の伝統工芸品のもととなっている。
現在では特別な製品のように扱われているが、当時は日常的な手工芸品で
高級品ではあっても普通に使用するものであった。

京仏壇・京仏具は今でも職人の手作業でものづくりをしている。
木地、彫刻、漆、金箔、かざり金具、彩色、蒔絵、鋳物など。

寺院は本堂の大きさによってすべて形状や大きさが違うので、
一つ一つの仏具が受注生産になる。量産にはならなかった。

家庭用の塗(漆・金箔)仏壇は、畳や鴨居の寸法に合った規格品であったため、
低コストを求めて国内の他産地や中国へ製造が移った。
その価格(安価)が標準化してしまったため、
結果的に国内仏壇産地の製造が衰退し、生産地が空洞化してしまった。


さて、企業が長く「ものづくり」を続けていくためには
企業の考え方(理念や目的)がとても重要になる。

若林の経営理念(企業理念)は、
社是は「朝に礼拝 夕に感謝“合掌の心”」。
理念は「関わるすべての人々の幸せと心のやすらぎを追求する」。
すべての人々とは、従業員さん、職人さん、出入業者さん、そしてお客様。

もし、価格だけを追い求めて京都の職人を離れ、製品の内容をおろそかにすると、
結局、従業員が自信を持って販売できなくなる。
京都の職人に仕事が回らなくなり、職人が廃業、後継者もいなくなる。
お客様に感覚が伝わり、若林にご依頼いただく意味が徐々にわからなくなる。

いずれも皆が幸せになれない、心のやすらぎへはほど遠い。

市場が価格競争により安値化してしまっているなら、
そこから思い切って離れる勇気も必要である。
効率だけを追い求めていては、長続きしない。
適正な利益がないと企業は存続しない。

ものづくりの製品は、自信を持って勧められる製品でないといけない。
販売者、生産者、設計者が自ら考え、生み出したものには価値がある。

“ほんまもん”とよく言われるが、“ほんまもん”とは何か。
伝統産業でいうと、経済産業大臣指定の「伝統的工芸品」など、その昔に
決められた技法に縛られたものをいうこともあるが全く本質ではない。

“ほんまもん”とは、人間の心の中にあるもの。
良きものを作ろうとする意識であり、気概であり、自分を表現するものだと考える。
そこから生まれてきた「カタチあるもの」が“ほんまもん”になりうるもの。
思いが製品を作るといっても過言ではない。

100年前に曾祖父が納品した仏具が修復で京都へ戻ってきて、
100年後に従業員やひ孫である私が見て評価している、ということが最近あった。
ここで”ほんまもん”かどうかがわかるなんて恐ろしい話。
時を越えて評価されるなんて、絶対手が抜けない。

逆に文化財修理では、前回の他社のひどい修理作業が露呈される場合もある。


長く続けていくには、思い切った方針転換も必要なときがある。

明治から100年以上、同じ形状、同じ製法で生産されてきた京仏壇も
ようやくどっぷりと変化の時を迎えている。
ここに新たなチャレンジの場が現れる。

京都に100年企業が多いのは、長く続けていくにはどうしたらよいか
をその時のトップが真剣に考えてきたから。
時代に応じて拡大、深化しつつ、事業承継のことも常に頭にあったはずである。

京都においては戦火を免れ、長く平穏な時代が長く続いてきたこと、
そして寺院や神社、各家元など、100年以上にわたって固定のお客様が
あったのも、企業が長く続いてきた理由と考えられる。


抜本的に市場が変わってしまったら、あるいはなくなってしまったら、
作る製品自体を変えないとならないのは当たり前の話である。
技術はそのままに、必要とされる市場に方向を変えていくのである。

ものづくり企業は、まさにチャレンジの時。
特に京都の中小ものづくり企業は、新たな市場を求めて
時には体力以上とも思われる大きなチャレンジが必要となるかも知れない。

続けることによって、必ず道は開けると信じて、今行動している。


令和元年度 京都府仏具協同組合 総会
今年も無事に行われました

京都府仏具協同組合の総会です。

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京都府には“伝統産業”と言われる「京もの指定工芸品」が31品目あります。
京都市の伝統産業一覧を見てみると、74項目も存在するのですが、
それくらい京都府、京都市に存在する工芸品は多いということです。

今でこそ“伝統”産業と言いますが、当時は手作りの地場産業だったわけです。
中でも京仏壇・京仏具は、その職人工程の多さからかなりコアな産業とされています。

昨日は、近畿経済産業局、京都府、京都市の伝統産業担当がお越しでした。
京都の仏具組合はまだまだ元気ですね~と。
他の業界の総会へも行かれているので、ギャップがあるのでしょう。

隣に座られたお付きの若い係長さんに申し上げていたのは、
親方連中もいいのですが、若い職人(後継者)と話すよう進めておきました。


さて、
私は現在「会計幹事」というお役目をいただいているので、
議案として承認していただくために、決算書・予算書の表を
一通り読んでいかなければなりません。

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これがまたしゃべる時間が長いのです。

お陰様で?
特に数字に関しては質問も意見もなく無事にご承認いただきました。

出席者からの一般質問は、工部の方から、
毎年2月の組合展示会を今後どのように考え、設え、運営していくのか。
抜本的な改革が必要なのでは?といった厳しいものがありました。

これは組合員の多くの方々が感じていることであり、
展示会が行政の補助金事業であることが大きく改革できない言い訳
(失礼な言い方ですが)になっている印象もあります。
しかし、補助金がなかったら開催できる場所も規模も限られてきます。
ここが悩ましいところですが、ここを打ち破らない限り前へは進みません。

田中理事長を筆頭に、
今後の「みやこめっせ」展示会のあり方を議論していくべきでしょう。

仏具組合の改革はもう待ったなしです!


Kanamono Art !!
人間味溢れるアートディレクター(グラフィックデザイナー)の内田喜基さん。
若林も現在お世話になっています。

さまざまなメーカーとの仕事の中で、食品、ドリンク等のパッケージやロゴ制作などに
活躍されています。

この内田さんの趣味で始まった「Kanamono Art(カナモノアート)」があります。

内田さんの著書「グラフィックデザイナーだからできるブランディング」によると、
独立してしばらく経ったころ、また純粋なアートを楽しみたいという想いが
ムクムクとわき上がり、始めたのがこの「Kanamono Art」だということ。

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趣味などといっても、すでに仕事になっている凄いアート作品に見えます。


この「Kanamono Art」とは…
無機質な金属で有機的な生き物が創られている。
偶然のように緻密に計算された、カナモノの配置によるKanamono Art。
カナモノ(クギ、ドライバー、ネジ、ペンチなど)48種類を組み合わせ、
まるで図鑑のような世界を表現する。
遠くからは動物に見える。けれど近くで見るとすべてカナモノで構成している。
その違和感が独自の世界観を生み出している。

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もともとご実家がこのようなカナモノ工具に関わるお仕事をされていたこともあり、
子どもの頃から見ていらっしゃったのでしょうね。

その一部がFacebookや著書にも掲載されています。

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(タコ!)
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(シーラカンス!!!)

そして、
前置きが長くなりましたが、うちの職人さんでも、現在これを製作しています。

彫金と鋳物です。

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(なんとタガネによる彫金です!)
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(蝋型鋳造の技術も使っています!)

まだ途中経過ですが、これがまた素晴らしい!!


当の内田さん本人にも大変喜んでいただいています。
もしかしたら、ニューヨークのギャラリーに展示されるかも知れません。

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京都の仏具職人の技術は、実はさまざまな場所に応用が効きます。
これも典型的な例ではないでしょうか。

各デザイナーさんやアーティスト、建築家の皆さんを職人工房に案内していると、
化学反応!?我々では思いもよらぬ発想が湧いてきて、このようなことになります。
これがまた楽しいのです。

若手??といわれる各職の息子さん含む後継者の方々とともに
これからも共にビジョンを描いていきます。


「Kanamono Art」実に興味深い題材です!


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