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朝に礼拝 夕に感謝!
京都にある老舗仏壇・仏具店、若林佛具製作所から「あんなこと」「こんなこと」さまざまな情報を発信します。朝(あした)に礼拝(らいはい) 夕(ゆうべ)に感謝!
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経済産業省との意見交換
過日、経済産業省(近畿経済産業局)さんとの意見交換会がありました。

お世話になっている商工中金さんの設えで2時間ほど。
私にとっては新鮮でしたし、実際に部長クラスと話ができるのはいいことだと思います。

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我々の業界は「伝統産業(伝統工芸)」の世界。
最近、京都の伝統産業は一般的に元気がないと言われます。

個人的には業界の問題ではなく、個々の会社の問題だと感じますし、
実際に海外や異分野への進出によって変化している企業もあります。

京都の六人衆「GO ONプロジェクト」のように大手広告代理店と組んで、
さまざまな展開をしているグループもあります。
ホームページ → http://goon-project.com/

行動したものだけに今後の道が開けるという気がします。
弊社も様々やりたいことがありますし、10年後を見据えて動いています。

下記は、意見交換会後に近畿経済産業局 産業部長に送ったメールです。


伝統産業(伝統工芸)は”守る”だけでは全く成り立ちません。

それぞれの特徴を活かしてさまざまな分野にチャレンジしている企業や人々もいますし、
我々もすでに異分野進出に向けて動いておりますが、
このような動きを積極的に、また継続的に支援するシステムが必要だと思います。
今後、従来品の原形をとどめないような変化も出てくると思います。

「伝産法(伝統的工芸品産業の振興に関する法律)」については、
これが作られた時代とは随分変わっています。
通常の材料や技法、工程、製品の形状自体も、当時と変わってきています。
施行当時の技法は、当時”普通”に施されていた技法であり、
特別なものではありませんでした。
しかし、今では伝産法があるばかりに、
その範疇で製品を考えなければならないということも多々あります。
「伝統的工芸品」が特別なものになりすぎている感じがいたします。

今後、産地の意見を聞きながら、基本は変えないまでも
内容のマイナーチェンジは必要と考えます。
本来の産業振興と地域経済の発展を目的とした伝産法であってほしいと思います。
以上のことは「京仏壇」についての意見です。


とうことで、とは言うものの結局は企業が変わるしかありませんし、
弊社も引き続きよく考え、よく行動する組織であり続けたいと思います。

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