FC2ブログ
朝に礼拝 夕に感謝!
京都にある老舗仏壇・仏具店から「あんなこと」「こんなこと」さまざまな情報を発信します。朝(あした)に礼拝(らいはい) 夕(ゆうべ)に感謝!
201906<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201908
知恩院さんの暁天講座2019
29日の早朝,
若林の文化財修理担当、株式会社若林工芸舎の新谷社長が
知恩院さんの「暁天講座(ぎょうてんこうざ)」で講演いたしました。

暁天講座2019

!cid_DE1B8349-F428-48C2-AF67-5C547B1891F7.jpg
(写真はS君からいただきました!)

朝6時から1時間。
早朝にもかかわらず多くの聴講者がいらっしゃいます。

gyoten.jpg
(知恩院さんのサイトより)

gyoten2.jpg
(芋がゆの接待付きです)

今年の初日はフィギュアスケートの伊藤みどりさんでした。

!cid_A4447294-3E14-47EE-8AFE-3CF38BD340DF.jpg

新谷社長は、若林が知恩院さんの仕事に関わらせていただいてから、
これまですでに何回か講演を承っております。

こうしてお声がけをいただくということは会社としても大変うれしいことであり、
”仏具業者”としてではなく文化財修理に関わる専門の立場として
お話しさせていただくからこそ意味があるのだと思います。

いつもながら流暢な言葉で、あっという間の時間。

これからさらに日本の文化財の保存・活用に貢献できるよう
若林工芸舎の活躍が期待されるところです。

新谷さん、おつかれさまでした!


一寸先は光!
よく会社でも、“前向きな言葉”を話しましょう!と言うのですが、
なかなか出来ないな… という人含めて否定的な方もいるように思います。

人間は育ってきた環境や、人生におけるそれぞれの修行がありますから
前向きな言葉が言えないこともこれまた修行の一環なのですね。
いつか何かを感じる時が来る。

ということで、本日も有り難い言葉がありましたので紹介します。


「一寸先は闇だ」と言う人がいます。
そういう人の明日には、必ず「イヤなこと」が 起こります。
「一寸先は光だ」と言う人には、次から次へと 良いことが起こります。
自分の人生で「不利になること」や
「自分を暗くするようなこと」は、絶対言わないほうがい いですよ。
聞いている周りの人も、知らないうちに暗くなってしまいます。
どうせ言うなら、やっぱり「一寸先は光」で しょう!!

不満な顔で仕事をしていると、何も得られません。
それどころか、「イヤなこと」ばかり次々と起こるものです。
笑顔で仕事をしていると、「自分のためになること」が次から次へとやってきます。
そのうえ、仕事以外のことでも、良いことが次 から次へと起きるんです。
笑顔というのは、幸せの国に行くためのパスポートなんです!


…ということは、
自分を暗くするようなことを言いながら、不満な顔をしていると
とてつもなくイヤなことが襲ってくるのでしょうね。
全力で不幸へ向かっているという(笑)


笑顔はタダですから、幸せになるパスポートをみんなで取得しにいきましょう。
みんなが笑顔になれば、仕事も楽しくなります!


京仏ソムリエの会 研修会
京都府仏具協同組合の資格として、「京仏ソムリエ」があります。

京仏ソムリエは、京仏壇・京仏具について特に深い専門知識と経験を有する
当組合員を登録認定しお客様のご相談、ご質問にお応えしています。

条件が揃うと、上級の「京仏マスターソムリエ」受験資格が得られます。

定期的に登録者に対する研修会が催され、点数を積み重ねていかないと
京仏ソムリエ資格が剥奪されてしまいます。

ということで、昨晩に研修会が開催されました。


ご講演は、数多くの名勝庭園、寺院庭園を扱う「植彌 加藤造園」の加藤社長。
お題は、「京都の寺院庭園について」です。

!cid_ABE7AF19-85A6-4E00-8B48-4C4EE1D4A679.jpg

!cid_0D2BBC31-9F16-4B94-BD54-10976C5AE2A3.jpg

京都の中では、国指定の「特別名勝庭園」、「名勝庭園」の約8割が寺院庭園です。
それぞれ建造物でいうところの「国宝」、「重要文化財」にあたるものです。

特別名勝庭園は、全国23件のうち京都に13件。
名勝庭園は、全国226件のうち、京都に51件。

いかに京都に集中しているかがわかります。
一番古いのは宇治の平等院庭園と嵯峨の大沢池で、大正11年3月の登録。

日本人の庭園感としては、
自然の風景には勝ることはないとして、自然への敬意があるとおっしゃいます。

「無作為の作為」
自然な雰囲気を生かして、手をかけたのがどうか分からないような手間をかける。
そして100年、200年後のことを考えながら作っているということです。

庭はメンテナンス(維持管理)だけでなく、フォスタリング(育成管理)であると。
我々の扱う仏具も、50年、100年先を考えて作るものではありますが、
植物は成長しますから刻々と庭の風景は変化していきます。
その成長を想像しながら、頭に描きながら、無作為を作為するのですね、


庭師は造園技術の伝統を受け継ぐだけではいけない。
新しい伝統を創造しなければならない。

これって、今まさに若林が突き進んでいる10年計画、
その先の100年後の姿と考え方がリンクするものですね。


秀吉と光秀
ある雑誌に豊臣秀吉と明智光秀の記述がありました。

「長所」と「短所」のお話です。


信長は勇猛果敢な人です。
その下に秀吉と光秀という優秀な家来がいました。
この二人の信長を見る目が違うのです。

秀吉は信長に非常に共鳴した。
「あなたが勇猛活発だから、とうとう天下が取れるようになりました。
心からあなたを尊敬します」と。真に秀吉はそう思っていたでしょう。
しかし光秀は、信長は非常にえらい人だけれど欠点がある。
それは粗暴で、非常に気ままなことだ、と考えていました。
そこで光秀は、「あなたは確かに勇猛なるが故に成功したが、徳を持てば
さらに立派になるでしょう」と信長に説きます。
そうすると信長はシャクにさわる。
「やかましく言うな。おまえが出世したのは、おれのお蔭やないか」
というようになる。

勇猛な性格を秀吉は長所と見、光秀は短所と見た。
ただそれだけの違いですが、人間関係に大きな違いを生む。
やはり人間と人間の付き合いには長所を見るということが必要でしょう。
もちろん、この点を直して立派にしてあげようという誠意も一面には必要ですが、
そればかりに終始すると、人間関係は失敗します。

長所だ、短所だといっても、それは大きな目で見れば、その人の持ち味、
あるいは運命ともいえるもので絶対的なものではない。
それをどう見るかが大切なところなのでしょう。


長所をほめてもらうのは、上司でも部下でもうれしいものです。
短所を指摘するというよりも、こうした方がいいよという言い方ですね。

上司が部下の短所ばかりを指摘していると、やる気をなくすでしょう。
部下が上司のマイナス面を直接指摘することは、よほどの関係だと思います。

指導、教育、注意と、短所の指摘とはまた違いますね。
また人によっても感じ方が違うものです。
指導がなかったら成長もありません。

若林の行動基準にもあるのですが、従業員それぞれが人の和に心を配りながら、
毎日の仕事をしていきたいものです。


京仏具工芸協会 総会 2019
「京仏具工芸協会(若林職人の会)」の2019年度総会が開催されました。
本年も恒例!宵山に「ちもと」さんにて。

17時からは武田病院の武田院長のご講演。
テーマは「糖尿病」!!
いかに怖い病気か、また日常の食生活についても、ご参加の方々の年齢を考えた
とてもわかりやすいご説明、ご講演でした!

!cid_DB5B02F2-9D07-4A60-8935-FBCCA1853C11.jpg

その後、18時ごろから懇親会がスタート。

!cid_A65E5A12-5B61-4638-BF81-8BC8735FE430.jpg

いつもながら、あちらこちらで交流がなされていました。
私もよくのみました!

!cid_AD74CC83-A6DD-42EF-B765-4A44B762AD4A.jpg

!cid_23D30729-0390-4C51-B560-52522A40CE5A.jpg

こうした集まりは新年会と宵山と年二回あるのですが、
職人さんと若林の管理職およそ50名が一同に会して懇親を深めるのは
あらためてとても有意義なことだと思います。


終了後は2次会へ!

「社長2次会どうすんの??」
という若手職人の皆さんのご要望?により、恒例のカラオケラウンジへ。
かなり盛り上がりました!

新しい挑戦を考えるときには、若手職人さんの力が必要です。
今お話ししている方々は皆やる気なので、とても幸せな気分になります。

さて、これから若林はどのように変貌していのでしょうか。
お楽しみに!私も楽しみです。


熱意を持って
松下幸之助さんの著書「道をひらく」。
500万部突破の大ベストセラーとなっています。

先日、病気で倒れて入院しているうちの職人さんにお渡ししたのですが、
「心に響きます」と言っていただいた病室の机の上に読みさしが置いてあったので
ちゃんと読んでくれているのだと…

本日は熱意の話です。
毎日さまざまなことを真剣に考えていると、ふとした時に閃くことがあります。
結局、やろうとする熱意と覚悟、そして行動がすべてを変えていくのです。


熱意を持って

経営というものは不思議なものである。
仕事というものは不思議なものである。
何十年やっても不思議なものである。
それは底なしほどに深く、限りがないほどに広い。
いくらでも考え方があり、いくらでもやり方がある。

もう考えつくされたかと思われる服飾のデザインが、今日もなおゆきづまっていない。
次々と新しくなり、次々と変わっていく。そして進歩していく。
ちょっと考え方が変われば、たちまち新しいデザインが生まれてくる。
経営とは、仕事とは、たとえばこんなものである。

しかし、人に熱意がなかったら、経営の、そして仕事の神秘さは消えうせる。

何としても二階に上がりたい。どうしても二階に上がろう。
この熱意がハシゴを思いつかす。階段をつくりあげる。
上がっても上がらなくても……そう考えている人の頭からは、ハシゴは出てこない。
才能がハシゴをつくるのではない。やはり熱意である。
経営とは、仕事とは、たとえばこんなものである。

不思議なこの経営を、この仕事を、おたがいに熱意をもって、
懸命に考えぬきたい。やりぬきたい。


この二階へ上がりたいと切望し、この熱意を行動に変えると、
なぜか実際に奇跡的に出会ったり、やってきたりするものもあります。

やってくるという感覚は、実際に動いた人しか経験できません。
引き続き熱意を持って、チャレンジしていきたいと思います。


若林工芸舎の懇親会
文化財建造物の漆塗り、金箔押しや彩色、かざり金具を始め、
内装・外装修理を担当する「若林工芸舎」。

その若林工芸舎の新入社員の歓迎を兼ねた懇親会が行われました。

会長の声がけにより、串カツやさんに12名が集合。
梅雨の雨を吹っ飛ばす、とても賑やかな懇親会でした。

!cid_7E67FCB8-EA1F-48F0-A1EF-7108F4F3852F.jpg

2次会もディープな四条大宮で!乾君いつもありがとう!

!cid_BA6BF05C-C82D-4E4E-A2F3-5B19D58B2C86.jpg

若林工芸舎は、職人さんをはじめとする文化財修理専門の会社です。
若林佛具製作所は、京仏壇・京仏具のメーカー、いわゆる伝統工芸、伝統産業の
会社なので管轄は経済産業省。
これに対して若林工芸舎は文化庁、すなわち文部科学省管轄なので、全く省庁が
違うのです。

ここが、若林工芸舎がなかなか受け入れてもらえなかった一つの理由です。
最初、京都府行政の窓口に文化財修理業者としての申請に行ったときは、
仏壇屋さんが何しに来たの?といった反応だったのです。
このことは、新谷現社長もよく語っています。


その会社が、まだまだ途上ではありますが、
ここまで認めてもらえるようになってきたのは、
関わる従業員の皆さんのがんばりのおかげだと感謝しています。

日本国はこれから「観光立国」として生きていかねばなりません。
人口減少、超高齢化社会のもと、生産性に問題あり、ますます収益が悪化します。
文化財修理は、文化財を活用するという「観光」のハード整備に欠かせない
国家プロジェクトなのです。


今回、ここに集まった若林工芸舎の優秀な従業員、職人さんとともに、
若林の10年後、その先の100年を目指して、
日本一・世界一の文化財修理会社になるというビジョンを描きながら
邁進していきましょう!!


海外インテリア雑誌の取材!
hole&corner(ホールアンドコーナー)

年2回出版されるイギリス(ロンドン)のライフスタイル雑誌です。

インスタグラムは“holeandcorner”
毎日多くの画像がアップされています。

!cid_D795B887-27AD-4908-8F99-86209D8C5D7A.jpg


最新号で京都のデザイナー眞城氏と職人さんの特集を掲載されたことを記念し、
先日そのデザイナーさんのオフィスビルでトーク&パーティーが行われました。

今回この編集長とカメラマンさんが京都へお越しになるということで
取材の打診があったということです。


若林は現在、さまざまな取り組みを行っていますが、
一つのミッションとして、
京都の仏具職人の技術を応用、転用して異分野の製品を作るということがあり、
それを常に考え、取り組みを実行しています。

その一つにフランス人デザイナーとの取り組みが進行中。
今回の取材は、単に仏具職人の紹介といった内容ではなく、
そのチャレンジの考え方、実際の現場を発信していただけるような内容であれば
有り難いと思っています。

今後、海外へ向けてさまざまなメディアとの関係性も大変重要になってきます。
日本国の置かれた現状を考えると、次の時代へ移るまでの時間が迫っています。

少しでも露出を多くするとともに、具体的にこの素晴らしき京都の仏具職人技術の発信が
できていくならば、必ず世界に認められ、必要とされるものになるでしょう。

基本はアートピース的なものなら何でも作ることが出来るのですから
こんな場所は国内でもまず聞いたことがありません。


これからも世界へ目を向けて行動して参りたいと思います。


南座「聲明」公演!
京都「南座」新開場記念の「聲明(しょうみょう)」公演に行ってきました。

20190402_02.jpg

!cid_D38A36BB-33A4-413D-89EC-945E91A0AD0D.jpg

第一部は
西本願寺式務部の皆様が中心となって出勤されていました。
中央には阿弥陀如来の御絵像と九字十字名号が掛かっています。
聴き慣れた内容で、雅楽は大変美しい音色を奏でていてレベルの高い皆様、
導師はいつもお世話になっている今小路覚真先生です。
客席を向いての礼盤作法は、とてもやりにくかったのではないでしょうか。
皆さんお揃いの七条袈裟を纏い、円になっての行堂、散華も行われていました。

!cid_7DDA2A76-DB32-4DCF-9547-E024131FBF46.jpg

第二部は
天台宗の京都魚山聲明研究会さんで、曼荼羅を本尊に密教系の内容となっています。
中央には胎蔵界、金剛界の曼荼羅が掛かっています。
それぞれ皆さん違った五条袈裟で、舞台に座られていました。
鐃(にょう)はちと銅鑼を鳴らしながら厳かな雰囲気を感じるものでした。


仏教とともにインドから中国を渡って日本に伝わった「聲明(しょうみょう)」は、
寺院での儀式や法要など、特別な行事の際に行われるものでありますが、
日本音楽の源流とも言われ、仏教儀式の一環でありながら、豊かな旋律を持ち、
芸術的価値をも併せ持つ音楽です。
また南座という劇場空間での上演にあたり、特別の演出、趣向により、
仏教音楽「聲明」の素晴らしさ、奥深さを堪能いただけます。

との挨拶文がありました。

プログラムは下記の通り。

【演目】
西本願寺(本山本願寺の聲明)
親鸞聖人御誕生八百五十年 慶讃
立教開宗八百年 慶讃
一、浄土法事讃作法(じょうどほうじさんさほう)

天台宗(大原魚山流聲明)
伝教大師千二百年大遠忌 報恩
二、合行曼荼羅供畧音用(胎蔵界・金剛界)
(ごうぎょうまんだらくりゃくおんよう)


キャスト
【出演】西本願寺式務部  京都魚山聲明研究会


内容に合わせた“映像”を期待していましたが、
さすがにそれは違ったようです。失礼いたしました。


道をひらく
「道」

自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。
自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。
 
広いときもある。狭いときもある。のぼりもあればくだりもある。
坦々としたときもあれば、かきわけかきわけ汗するときもある。
 
この道がはたしてよいのか悪いのか、思案にあまるときもあろう。
なぐさめを求めたくなるときもあろう。
しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
 
あきらめろと言うのではない。
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、
ともかくもこの道を休まず歩むことである。

自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。
 
他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、
道は少しもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
 
それがたとえ遠い道のように思えても、
休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。



松下幸之助さんの有名な「道」という短文です。
「道をひらく」… 私が行き詰まったときによく読み返してみる本です。

!cid_D055E37E-2E34-4163-BF62-4C2D6F445964.jpg

昭和43年発刊、当時PHPの裏表紙に連載されたものから選んだということ。
121篇の選ばれた短文は、とても深い文章だと思います。

先日、同い年の職人さんが倒れ、闘病しておられます。
すぐに響くことはないでしょうが、何かを感じていただければと。

今、遠方にいる娘にも就職時に渡した覚えがあります。

オススメです!


水無月を食すること
白いもっちりとした“ういろう”の食感に、上に乗った小豆の甘さが絶妙な水無月。
京都では6月になると和菓子屋の店頭に並び、月末に向かって売れていきます。

ということで、今年は30日に水無月をいただきました。
(出町ふたばさんの水無月です)

!cid_8F0EBA98-5AB7-4FDE-A3F4-76A49BE03B94.jpg

!cid_417C70C3-F290-4A6F-A1DE-5A62990E6446.jpg

では、どうして6月30日なのでしょうか?
文献から抜き出してみます。


その昔、6月1日(旧暦)に氷を口にすると夏バテしないと言われていたことから、
室町時代の宮中では氷の節句の行事として、氷室(ひむろ/京都府衣笠山)から
氷を取り寄せて暑気払いをしていました。

氷室(ひむろ)とは、地下などの涼しい場所を利用して作られた自然の冷蔵庫で、
冬にできた氷を夏まで保存しておくところです。
京都の洛北には氷室町という地名があり、現在もその氷室の跡が残っています。

しかし、氷は庶民には手に入れることができない貴重なものだったため、
氷に似せて作ったお菓子を食べ、夏の暑さを乗り切ろうとしたのです。
そのお菓子が水無月になります。

また水無月が三角形にカットされているのは、氷のかけらを表現していて、
上に乗っている小豆には悪魔払いの意味合いがあります。
このように水無月は、食べることで夏の暑さを乗り切り、
そして自身の厄除けにもなるといった縁起の良いお菓子なのです。

古くから前半最終日の6月30日には、半年間の悪い行いや身の汚れを払い、
明日からの半年間を無事に過ごせますようにと祈願する行事が行われていました。
この行事を「夏越祓(なごしのはらえ)」または「水無月の祓い」といい、
京都では、暑気払いの意味がある水無月を食べて、無病息災を祈願したのでした。


京都の風習に従うということで、
たまには水無月を日にち通り食べるのもいいもんです。


copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.