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朝に礼拝 夕に感謝!
京都にある老舗仏壇・仏具店、若林佛具製作所から「あんなこと」「こんなこと」さまざまな情報を発信します。朝(あした)に礼拝(らいはい) 夕(ゆうべ)に感謝!
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海外とのZoom会議

昨日、久々にパリのデザイナーさんとZoomにてお話しいたしました。

 

今、お話を進めているRonan&Erwan Bouroullecさん。

事務所の方々とともに、デザイン案と進捗状況をご説明いただきました。


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これは仏具職人の技術の海外進出を考えて、数年前から取り組んでいる案件です。

 

本年、新型コロナウイルスの影響で世界の動きが止まってしまいました。

アート関連やデザインの業界も展示会を含めすべてストップ!

 

しかし、超売れっ子の彼は

忙しい中でもこのプロジェクトのことも併せて考えてくれていました。

 

中身はお話することができませんが、かなり素敵な提案でした。

まずはサンプル製作に入ることになります。

 


未知な世界へ突入していくのはワクワクが脳の大半を占めることであります。

ワクワクの期待感がなければ進みません。

 

反面、現実的なことも併せて考えていく必要があり、

そこが人間的な成長につながるのです。

いくつになっても人生は修行と勉強です。

 

ロナンとの事業は若林にとって大きなチャレンジとなります。

10年後の創業200周年には今取り組んでいるそれぞれの事業が成長し、

熟し、大きな実をつけることでしょう。

 

そんな中の一つである今回のプロジェクト。

若林が関わる作品が、京都の仏具職人さんの技術とともに紹介され

世界のアート、デザインの分野で認められている姿を、まずは私が夢見ています。

 

 

変化していくもの。

本日は7月度の部長会議でした。

最近は東京や札幌をつないでのZoom会議となっています。

普段交流の少ない人たちが、画面上であっても話ができるのは素敵なことです。

 

アナログな若林(笑)には今までこんな会議はなかったので、劇的な変化です。

 

会議の中では各部署、各店の報告はもちろん、各部門別の数字(月次会計)を

それぞれに出していただいていて、見える化しています。

 

それがそのまま各部門長の目に触れるので、当然数字への意識も向上します。

経理は大変ですが、私にとっては有り難い話だと思っています。

 

 

さて、会社の方針は経営者(社長)が決めます。それが仕事です。

 

方針が決まったら、実現する手法は登山と同じようにいろんなルートがあります。

それが部門長の腕の見せ所となるのです。

 

トップダウンの方が… という声もありますが、私にも答えはありません。

それほど目まぐるしく社会の状況は変わっていきます。

今までの“常識”が通用しないのです。

 

今、経営者はできるだけ若い方がいいと感じるのは私だけでしょうか。

(私でもギリギリだと思います…)

 

高度成長時は拡大と競争。

今は、変化と協調・協働、そしてチャレンジ!

様々な専門家に意見やアドバイスをいただきながら、変えていかなければなりません。

すべてに対して行動が大切なのです。

 

 

これから、今までになかったことが起こってきます。

コロナで、仕事自体の内容が変わらざるを得ないこともあります。

 

コロナのせいで… と嘆いている、愚痴っている場合ではありません。

今までのやり方がこうだったから… などと言っている場合ではありません。

 

フルチェンジとは言わないまでも、マイナーチェンジの連続によって

手探りでも社会に対応していくことが重要なのです。

 

若林の従業員さんは皆さん前向きで素晴らしい頭脳を持っています。

日々がんばっていただいている姿には頭が下がります。

 

 

10年後の輝かしい若林の姿を夢見て、ますます邁進していきます!!

 

 

「すっぽん大市」さんの理念

京都で有名なすっぽん鍋の専門店に「大市(だいいち)」さんがあります。

http://www.suppon-daiichi.com

 

お鍋のコース1点のみで、24,500円!

私はむか〜しに行った記憶があります。

 

高いっ!と思うのは京都人だからでしょうか。

それだけ素材にこだわっているので、仕入れも高いのだと思います。

信楽焼の専用鍋や、調理方法も独特ですね。

 

 

さてずいぶん前ですが、「大市」の社長さんの理念が目に留まり、メモに残していました。

 

 

私が、いつも心にしている言葉は「坂道」。

下り坂は、体を反り返らせ横柄な姿勢で下ります。

これは、自慢をしたり、俺はすごいと言う態度をとっている人は、実は下りている。

登り道は、頭を下げ腰の低い姿勢で上ります。

これは、頭を下げ腰を低くし、「ありがとうございます」「がんばらしていただきます」

という姿勢で、人としても、店としても成長できます。

この坂道の気持ちを持ち、次の代にも伝えていきます。

 

 

さすがは創業340年、18代続く老舗です。

(若林はまだまだです〜)

飲食店で、WEBサイトに理念がはっきり書いてあるところは見たことがありません。

 

この社長さんの言葉を見て、大市さんはますます続いていくなと感じました。

 

 

若林の経営理念は

「関わるすべての人々の幸せと心のやすらぎを追求する」

 

そこから3つの使命に繋がります。

 

1. お客様、従業員、職人を大切にします。

2. 工芸の技術を育て、高め、次の世代へ継承します。

3. 手を合わせるという心と文化を守ります。

 

これらは若林の考え方、事業の基礎となるものです。

 

企業活動の根底にある理念や使命、目的をしっかりと頭に入れて

進んでいくことで、大市さんのように300年を超える企業に成長するのだと

思います。



N700Sに乗車!

東海道新幹線に今月から走っているN700S。

 

久々の東京出張ということで、乗車してきました。

 

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いつ走っているかわからない人は、J R東海のTwitterをご確認ください。

前日の午後にはわかるようになっています。

 

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さて、新型の特徴ですが… 外見はほとんど変わりません。

マニアックな人によると先頭車両は違うらしいです(笑)

 

今回はガラガラの普通車に乗りましたが、

まずは座り心地がちょっと良くなったような気がします。

リクライニングは座面も前へ動き沈みます。

もちろん新型なので静かです。

 

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窓周りデザイン、席番号表示位置、テーブル部分の色、案内書き、フック

などなど、細かいところは色々変わっていますが、

 

一番注目されるのは、やはりコンセントでしょう。

各席とも肘置き部分についています。グリーン車と同じくこれは便利です。


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それと電光掲示板がLEDからカラー液晶に変わり、見やすくなりました。

駅通過時だけではなく、どこの駅間を走っているかも表示されていました。

 

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最初はトイレにも行ったりして、あちこちジロジロ見ていましたが、

途中で飽きてきました(笑)

 

 

興味のない人からすると、何が違うの?新しいだけやん!となりますが、

やはり鉄道が好きな人にはたまらないのです。

 

新幹線はやっぱり日本を代表する鉄道ですから(リニアは実現するのか?)

これからも世界から注目される素敵な存在であってほしいなと思います。

 


腱鞘炎の手術!

腱鞘炎の手術を経験してきました。

 

今年の2月後半くらいから、なんかおかしいな〜と感じていたのです。

右手首に違和感があってちょっと痛いなと。

その後2月末にゴルフ、3月頭に練習に行って、確実なものとなりました。

 

みんなはゴルフが原因!と言いますが、実際に行く回数は少ないので

直接要因ではないと… 引き金はスマホかパソコンでは?ということでした。

 

皆さんも片手親指だけのスマホ操作はお気をつけくださいませ。

 

 

さて、40年ぶりの久々の手術は局部麻酔。

前回(中学生!)は左目の手術(ボールが当たった)でこれも局部麻酔でした。

見えるんです、施術がボーッと。

 

私は今まで全身麻酔というものを体験したことがありませんので

意識がなくなる経験はありません。


この局部麻酔は意識がしっかりとあるので厄介です。

手術の音が横で「プチッ プチッ」と聞こえるのは何ともイヤなものです。

 

 

今回の腱鞘炎、

中でも“ドケルバン病“といって親指が曲げられない(グーしてそのまま下方へ伸ばせない)症状は

なかなか治りにくい部類の腱鞘炎だそうです。

 

親指の手首側には2本の腱をまとめる鞘(さや:腱が通るトンネルのようなもの)

があって、そこが炎症を起こして腱が滑らない状態になります。

 

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①短母指伸筋腱(たんぼししんきんけん)
 主に母指を伸ばす働きをする腱の一本です。
②長母指外転筋腱(ちょうぼしがいてんきんけん)
 主に母指を広げる働きをする腱の一本です。
③腱鞘(けんしょう)
 ①と②の腱が通るトンネルです。


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ストレッチやほぐしで治る場合もありますし、鞘に注射して炎症を抑える場合もあります。

 

今回コロナ騒動中で、何とかして整体系で治そうとしていたのですが、

手術しないと治らないほどキツかったです!と手術後に先生から説明がありました。

 

 

字を書くのも、キーボードを叩くのも辛かったので、これでひと安心です。

抜糸したらゴルフもできますのでご心配なく〜と先生より(笑)

 

人生2回目の手術は、思い切って決断して良かったなと思った次第です。

 

紹介してくれた後輩、Genki整骨院の吉村先生、ありがとうございました!

スポーツ整体術として優秀!私は腰痛や猫背矯正などもお世話になっています。

 

ということで、

これから障害なく仕事ができますので、ますますがんばっていきます!

 

 

何事も「思い」から始まる!

本日は「思い」の話。


いつでもどこでも人が嫌な気分になることを言う人はいますね。

それを言って一体何の得になるのかなと考えてしまいますが、

私はかわいそうな人だな〜と思うようにしています。そして近寄らないようにします(笑)

 

悪口、愚痴、批判、否定、不安ばかり言っている人は、そんな人生を歩みます。

自ら全力で(笑)

 

逆にいつも人を安心させたり、頼られる人、人が寄って来る人は

明るい、笑顔、幸せ、感謝、そして、ついてる!を振りまいている人です。


結局「思い」がその人の人生を作っていくのだと思います。

もちろん「そんなことあるかいな〜」と信じられない人もいて当然、全く問題ありません。

 

さて今日は、私が長年にわたってその考え方に接してきた斎藤一人さんの言葉です。

 

 

運のいい人と悪い人の違いを一言で表すと、「思い」なんです。

強運の人って、あたりまえのように「自分はツイてる」と思いながら生きています。

たとえ落ち込むことがあっても、

「今はこういう気持ちが必要なんだな。落ち込みながら、幸運を引き寄せているんだ」

と思うことができる。

要は、ものごとを難しくとらえず、自分に都合よく考えられるんです。

 

反対に、運の悪い人は起きた出来事をいちいち重く、悪くとらえる。

ちょっと試験の点数が悪いとか、仕事で失敗すると、すぐ「自分はダメだなぁ」とか思っちゃう。

そうやってすぐ自分を責めたり、否定したりするけど、

その重苦しいネガティブな思いが、ますます自分に不運をもたらすんです。

 

畑にキュウリの種を植えたら、キュウリが実るでしょ?トマトができるわけがないよね(笑)。

植えたものが実る。それがこの宇宙の摂理なんです。

 

つまり、自分の心に明るく楽しい種(思い)をまけば、必ず明るく楽しい実(現実)が実る。

逆に、苦しいことばかり考えている人には、つらい現実が引き寄せられるよって言いたいの。

だから運のいい人間になりたかったら、心の底から「自分はツイてる」と思って、

明るく楽しく、軽い気持ちで生きてごらん。

最初はうまくできなくても意識していれば、コップに水が一滴、一滴たまっていくように、

明るい思いは大きくなっていくからね。

そのうちに、ほんとうにツイてる人生になるからやってみてください。

 

 

いかがでしょうか。

 

私はこの十数年間、一人さんの言葉、考え方に何度も助けてもらいました。

紹介していただいたTNさんには有り難く感謝しています!

 

TNさんのもう一つのお話。

ウォルト・ディズニーが見続けていた夢の国の話、

若林の10年後の夢の実現に向けて(まずは私が)見ていきたいと思います。


新風館に名和晃平さんの作品が登場!

京都市内の中心部にある「新風館」。


1926年に中央電話局として建てられ、

2001年から長らく商業施設として使われてきましたが、それが2016年に一旦閉鎖。

6月に新築ホテルと一体となって再オープンしました。

 

その名も「エースホテル京都」。

 

エースホテルのメディア記事によると…

 

エースホテルは、クリエイターが集い、カルチャーの生まれる場所を目指して

1999年にアメリカ・シアトルに創業。現在は9つのホテルを世界で展開している。

「エースホテル京都」では、京都の美と歴史に敬意を示し、

世界に向けての繋がりと新たなカルチャーを生む空間を目指す。

建築デザインは隈研吾が指揮を執り、

京都の独自の美を取り込みながら、人と人の交流と居心地を最重視した。

 

とあります。

 

クリエイターが集ってカルチャーを生む場所ということで、

今まで京都にはなかった空間が展開されているように思います。

 

国立競技場でその名前がブレイクした隈研吾氏の設計。

辛口批評をする方も多いですが、私は空間の見せ方、作り方は肯定します。

 

 

そして下記の通り、

名和晃平さんの工房Sandwichさんが内部のアートに関わっています。

いただいた案内には次のようにありました。


 

植栽・器・酒を提供するショップ『(THISIS)SHIZEN』が、

京都「新風館」の1階にオープンします。

Sandwichが空間デザインとアートディレクションを担当しました。

 

店内中央には彫刻作品「Seed」が配置されており、

店舗向かいの中庭にも、7mを超える「Ether (octagon)」が設置されています。

 

ということで、その作品がこちらです。

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SHIZEN内の「Seed(シード)」


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中庭の「Ether(エーテル)」 


いかがでしょうか。

今回のこのホテルでは協働していませんが、

名和さんとSandwichメンバーの皆さんとは、これまでも交流があり、

現在、木彫刻による作品を作らせていただいています。


京都の伝統工芸(仏具職人)の技術とアート作品を繋げていく意味で、

名和さんのようなアーティスト(彫刻家)の存在はこれからも欠かせないと考えています。

 

今後の展開にご注目ください!

 


造形屋さんの見学

京都にある「ヤスダモデル」さんを見学させていただきました。

 

先日、ここの安田社長が若林本社にお越しになり、お話を伺いましたが、

かなり興味深い仕事をされている安田さんに対して、逆に見学をお願いしました。

 

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もともと“木型屋“であるこの安田さん、これまでも鋳物の木型を作ってこられました。

その技術は金属鋳造に限らず、さまざまな素材で製品となります。

アルミやFRPなどを含め、我々の扱う素材とはちょっと違うものもあります。

 

工場では、公共施設の壁面装飾パネルに使う鋳造の型を作っておられました。

 

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その他、某有名テーマパークの装飾や什器、トワイライトエクスプレス瑞風の装飾部品、

からくり時計など、一点しか作らないものに威力を発揮されています。

特にからくり時計は、全国のあらゆる場所に納入事例をお持ちです。


素材や製法など、弊社にもとても参考となるお話をお聞きいたしました。


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(瑞風の先頭部分イメージです。)


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(からくり時計の納入事例です)



さて、弊社は何屋さんでしょうか。

仏壇・仏具店であることは間違いないのですが、それは販売している一部の商品のこと。

 

何屋さんであるかは、3つの使命に凝縮されています。

 

1. お客様、従業員、職人を大切にします

2. 工芸の技術を育て、高め、次の世代へ継承します

3. 手を合わせるという心と文化を守ります

 

この2と3に沿って考えると

・職人さんの技術とともに“ものづくり”をしている会社

・手を合わせる場所を提供している会社

とでも言いましょうか。

 

お寺も家庭も文化財も、そしてデザイナーとの協働も、

どちらかに、また両方に関わる仕事です。

 

今期の方針テーマである「目的を持とう」にもつながりますが、

何を目的として何を販売しているのかは、常に確認する必要があります。

 

 

若林はヤスダモデルさんのような要素を多く持っていると思います。

ますます各方面から頼られる、オンリーワンの会社になっていきたいです。



お仏壇の修理・洗い・修復・クリーニング

金曜日の京都新聞の広告(半五段)です。

 

定期的にこの“お仏壇の洗い修復”の広告は出させていただいております。

 

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洗い修復とは、木地、漆、金箔、金具等を新品と同じ工程を踏んで修理すること。

基本的に買われた時の姿へ戻すことを基本としています。

金仏壇(塗仏壇)だけではなく唐木仏壇についても修理しています。

 

私たちの親の世代からすると、次の世代へ引き継ぐためには

今までずっと慣れ親しんできたお仏壇を買い換えるのか、

そのまま修理・修復して使うのか、悩ましいところだと思います。

実家をそのままご子息さんが受け継がれる場合は、修復の選択となるでしょう。

 

そうでなければ、小さいお仏壇に買い換えられると同時に

古いお仏壇はお引き取りすることになり、その案件も増加しています。

 

 

さて、仏壇をきれいにする言い方は修理なのか、修復なのか、洗いなのか。

言い方は地方によっても違うようですが、昔、私が営業していた信越地方では

お寺の仏具もご家庭の仏壇も“お洗濯”という言い方をされていました。

 

“洗濯”という言い方は、あまり一般的ではないでしょう。

実は”洗い”“修復”もピンと来ないかもしれません。

“修理”というと一番理解できる言い方ですが、補修のイメージもあって

買った当時の姿にまでキレイになるとは想像していただけないでしょう。

クリーニングや清掃といったものは、解体して掃除するイメージです。

 

仏壇の通常修理・修復の場合は、まさに“洗い”から始まります。

 

一旦解体して表面を洗い、金箔と漆をできる限り落とします。

木地の修理及び交換、漆の塗り替え、金箔の押し替え、蒔絵・彩色描

金具も形を整えて金メッキ製作の工程へ。

新調製作時と同様に“修復”するので、納入当時に近い仕上がりとなります。

 

お客様はほぼ皆様、完成仕上がりを見られて驚かれます。

「これ、本当にうちの仏壇なの??」

 

修理・修復はこうした塗り替え前提ではなく、清掃だけのご要望もあります。

但し、基本的に買い替えるものではなく代々伝えていく前提のものですので、

私たちは、この先50年は修理しなくてもいいように考えます。


 

お仏壇自体の考え方が変化してきている昨今、

修理・修復に対する考え方も変化してきていると思います。

また、古くからのお仏壇自体を引き継げない事も多々あると思います。

 

若林は常にお客様の声をお聞きしながら、

ご要望にあった方法をご提案して参りたいと思います。

銀箔の魅力

最近、アーティストの作品に対しての装飾で銀箔押し(貼り)の話があり

少し勉強させていただきました。

 

銀箔はそのままで大変美しいのですが、金箔やプラチナ箔と違って

そのまま放置しておくと酸化、硫化し、色のトーンが落ちてくすんできます。

コーティングなどで抑える工夫もありますが、残念ながら銀箔そのものの輝きは

なくなってしまいます。

 

 

銀箔は加工することで様々な色に変化します。

 

昔から使われる技法で有名なのは、硫化銀箔(燻し箔)

銀箔は硫黄の燻しによる硫化反応によって色が変化していきます。

 

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銀から金、赤、青、グレー、黒と、燻す時間によって変色していくのです。

特に赤は赤貝箔、青は青貝箔という名称で呼ばれ、芸術・美術作品や壁面パネル、

内装工事にも使われます。

一枚一枚表情が違うため、予測できない仕上がりの楽しさを味わうことができます。

 

その他、銀箔には染料、顔料による着色技法もあります。

 

 

さて、これらの技法は

もともと京都・西陣織の引箔(ひきばく)技術に取り入れられていました。

先日、この引箔の和紙加工をしている職人さんを訪ねました。

 

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引箔というのは目止めした和紙(原紙)をベースに色漆やラッカーなどで彩色し、

この上に金銀箔で模様をつけたもの、蒸着で金銀を転写したものに、

着色、加熱、箔などによって模様表現をしたものです。

(説明が非常に難しいです)

 

この工程の一つに銀箔表面を焼いて(硫化させて)色を表現する技法があります。

それが先述の色として美しい製品につながっています。

 

そしてさらに、この和紙を裁断職人によって0.mm前後の細さに糸のように仕上げ、

織機による作業によって一本ずつ織り込んでいきます。(聞いていても気が遠くなる作業です)

 

西陣織の技術の奥深さを垣間見た感じがしましたが、

引箔のためだけの技術ではなく、和紙に様々な表現をしていく工程と仕上がりは、

今後の異分野への可能性を大いに感じました。

 

 

さて、これから我々が作る製品に対して銀箔がどのように活躍してくれるでしょうか。

楽しみにしておきます。



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