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朝に礼拝 夕に感謝!
京都にある老舗仏壇・仏具店、若林佛具製作所から「あんなこと」「こんなこと」さまざまな情報を発信します。朝(あした)に礼拝(らいはい) 夕(ゆうべ)に感謝!
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京都 上る下る 東入西入
年末は年賀状など、住所を書いたり、入力したりする機会が多いですね。

京都の郵便物は現在、郵便番号と町名・番地で届くのですが、
どうしても「◯◯通◯◯下る」とか、「◯◯通◯◯東入」とか書きますね。

この「上る」「下る」も「上ル」「下ル」とカタカナで書く方が
馴染みがあるのですが、公的機関ではひらがな指定です。

一般に漢字の送り仮名では「上がる」「下がる」と書くのが普通ですけども。


また「御池下ル」と「姉小路上ル」などを使い分けています。
わかりやすく大きな通りから「下ル・上ル」としているところもありますが、
通りの近いほうを言うのが原則のようです。

それと、その場所が面している通りを先に言います。
麩屋町通に面していて、御池通と姉小路の間にあれば
「麩屋町通御池下ル」もしくは「麩屋町通姉小路上ル」と言います。


さて、
このような通り名を使った住所表示と言うのはいつからあるのでしょうか。

そのルーツは条坊制の平安京にまで遡り、
様々な通り名が付けられたのは戦国時代なのだそうです。


あるサイトに下記のようなことが書いてありました。

(以下抜粋)
通り名の組み合わせによる公称表示が正式に定められたのは、
明治22年4月1日からのようです。


明治22年3月28日京都府告示第24号 「諸官庁へ差出す書面の記載方」

京都市街人民並に各郡町村の内、今般数町村を合併せし町村人民より府庁其他諸官庁へ
差出す書面の住所記載方の義は、来る4月1日より左の書式に依るへし
京都市何区何通何小路何町上ル下ル又は東入西入何町何番戸
何郡何町村字何何番戸
                           ~ 一部省略 ~


昔の文書なのでわかりにくい部分もあるのですが、
要するに京都府が府下の市町村や住民に対して住所表示の統一を指示したものであり、
ここにしっかりと京都市中においては通り名を用いた住所表示にも言及しています。

この通達によって戸籍簿や登記簿の住所表示の方法が定められたとありますので、
現行の住所表示は明治22年4月1日から正式にスタートしたものと考えてよさそうです。

公称ですから、複数の名称・読み方がある場合、“どちらでも良い”と言う
わけにはいきません。 役所が強制的にいずれかに決めてしまうことになります。

でも、今使われている公称の住所表示を見ていると、
通り名やその組み合わせの部分については、地元で使われて定着しているものを
最大限認めているように思えます。

現実に私たちが転入届などをするときは通り名の組み合わせは
その町名で認められている範囲内で自由に選ぶことができるという点では、
他都市では見られない“選択の余地”があるということになります。
(以上)


ということで、京都の住所表示は他府県の方には
ちょっと理解しにくいですね。

住所ソフトでの住所変換はもう少し何とかならないものでしょうか??
京都だけ特別なバージョンがあってもいいのではと思う今日この頃です。


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