
題名の通りスターバックスコーヒーでは
小さいサイズの「ショート」ではなく、大きいサイズの「グランデ」を
買った方が、店もお客さんもお得だ!というお話なんですが、
基本的には同じものが違う価格で売られている理由を探っています。
この本の中に「基本性能だけの製品では企業はさほど儲からない」とあります。
確かに、車でもパソコンでも電化製品でも基本性能だけの「基本モデル」
少し付加価値の高い「中位モデル」豪華装備の「上位モデル」がありますね。
よく言われることですが、企業は上位モデルを買ってもらったほうがいいわけです。
価格差ほど生産コストは上がっていないということが言いたい。
さて、我々の京仏壇や京仏具はどうでしょうか。
我々の提供している商品はもともと大変付加価値の高いものです。
確かに京都で作っている仏具というだけで高価格商品と言われます。
(我々としては当たり前の標準品なのですが・・・)
商品の価格が高いのは当然なんです。
(高いといっても相対的に高いということですが・・・)
良い原材料で、良い製法で、
良い職人さんがそれぞれ得意分野の分業で作っていますから。
全国的に同材料、同手法で作っていたら「高い!」ということになりますが。
これが違うので、「基本」も「上位」もないのです。
若林(京都)に発注することにステイタスを感じていただける
お客様もおられます。
大変ありがたいことです。
絶対に裏切ることはできません。
京仏具は耐用年数が恐ろしく長いものです。
場合によっては建物より長い間存在します。
長い年数で見た場合、京都の製品は必ずお客様には「得」になるのですが。
そこをわかっていただけるかどうか。
ドラえもんで30~50年先を見られたら・・・といつも思います。
いわゆる安価な製品との違いは根本的なものです。
原材料、製法が基本的に全く異質なものですから、
要するに単純な価格比較ができないのです。
「基本」も「上位」もありません。
これをいかにご理解いただくか。
やはり、現場、工房をご覧いただくしかないのではないか。
・・・ということで、工房見学はいつでも受け付けております。
皆さん「百聞は一見にしかず」です。

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