朝に礼拝 夕に感謝!
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スピード判断、スピード実行
松下幸之助さんのお話です。


この内容はPHP研究所から出版されている「衆知」という雑誌から抜粋です。
私が日頃考えている内容と重なっていることもあり、とても興味深いです。

リーダーというものは、即決できることが最も重要な資質ではないか。
幸之助氏はこのように考え、「即決する」ことについて次のように述べられています。


「即決について」
昔から“兵は神速を貴ぶ”ということばもある。
また“先んずれば人を制す”ともいわれる。
一瞬の勝機を的確につかむかどうかに勝敗の帰趨(きすう)がかかっている場合もある。
そういう時にいたずらに躊躇逡巡(ちゅうちょしゅんじゅん)していたのでは
機会は永遠に去ってしまう。だから大将たるものは、即時即行ということは
極めて大事である。
これは何も戦(いくさ)に限らず、一国の運営、会社の経営でも同じことである。
情勢は刻々と移り変わっていく。だから、一日の遅れが一年の遅れというような
場合も少なくない。
決断もせず、実行もせずといった姿で日を過ごすことは許されない。


ただ、即決をした時、それが間違いだったならばどうするべきなのか。
決断をまた変えることをして良いのか。
幸之助氏の場合、実際に考えを変えることはよくあったということ。
たとえ部下に大きな負担を掛けることになろうと躊躇しなかった。
1967年(昭和42年)3月4日、京都商工会議所で行われた
全国電気通信労働組合の幹部講座で、幸之助氏は「世の中がますます流動的になった」
と指摘しながら、その対応のために次のように述べられています。


「朝令暮改について」
中国の哲人が言うたんだろうと思いますが、「君子は日に三転す」と。
二千年前、君子というものは日に三転する、君子というものは日に3べん進歩すると
こう言うたんです。
また、明治初年に「朝令暮改」ということを言うたんです。
朝出した法律を晩にもう変えてしまう。それでは国民が落ち着いて仕事が
できないやないか、朝令暮改とはけしからん、ということでありましたが、
しかし、じっと考えてみますと、明治初年はそれだけ進歩しとったんやなあと(笑)。
朝令暮改ということは、君子が日に三転するんやから、朝に昼に晩に変えていい
ということに通ずると思うんです。
それは二千年前に言うとるんですからね。今なれば、“君子日に百転す”と言うても
いいと私は思う。


ということです。
リーダーはぶれてはいけないと言われることがあります。
すぐに判断を変えては、一見ぶれているようにみえます。
しかし、幸之助氏は何もぶれているのではありません。
常に“素直な心”で物事を考え、それが自然の理に適っていないと思う都度、
変えているだけなのだということ。
むしろ、自分の沽券にかかわるとか、体裁が悪いということで判断を変えない罪
のほうが、はるかに大きいと言えるのではないでしょうか。


今の時代、世間が日々変わっていく時代、スピード即決は必須となっています。
特にリーダーはその場で判断しないといけないことが増加しています。
前述にもあるように、その判断というのは変わるときもあります。


優柔不断ではなく、決断の内容が変わっていくのです。
「朝令暮改」という言葉は、真剣に考えているからこそ起こることだと思います。
今日考えたことはその日のうちに実行するという心構えを持ちたいものです。

そして、これは私が一番感じなければいけない課題なのかもしれません。

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