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朝に礼拝 夕に感謝!
京都にある老舗仏壇・仏具店から「あんなこと」「こんなこと」さまざまな情報を発信します。朝(あした)に礼拝(らいはい) 夕(ゆうべ)に感謝!
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宇宙人と化石の戦い
ロータリークラブの機関誌に“シンクロ”の井村コーチの記事がありました。

“シンクロ”とは「シンクロナイズド スイミング」。
今は、「アーティスティック スイミング」と言うのですね。

日本代表のコーチである井村雅代さんは、
2004年のアテネオリンピックの後、しばらくの間、中国のコーチをされていました。
中国に行くとなったときは、それは叩かれたそうです。

その後、紆余曲折があって2014年に日本へ戻ってきた井村コーチ。

日本で再度教え始められたら…
そこは外国より外国でしたと。

10年の間に、日本の若者は大きく変わりました。
どのようなときにどのような挨拶を、どんな風にするのか、
人への感謝の気持ちはどのようにして相手に伝えるのか。
どんな目標を持って、その目標にどのように近づいていくか。

あらゆることが変わってしまったということでした。

朝の練習に出てくる態度自体が頑張るという雰囲気がない。
下を向いてとぼとぼと出てくる。

そこで井村コーチは、「胸を張ってプールサイドを歩きなさい!」と
おっしゃったそうです。

「なぜ、練習なのに胸を張ってあるかないといけないの?試合でもないのに。」

弱そうなチームが出てきた。演技してみるといいじゃない!
ということはまずありません。

強そうなチームが堂々と現れて、素晴らしい演技をする。これが戦いというもの。
戦いは戦いの前に始まっているという意味を彼女たちは理解できなかったと。

すべてがこのような感じで、
要するに、ロシアに勝って世界一!という高い目標があるのに
そことは全く違う行動であったということ。


コーチの仕事は、技術、体力、精神力を身につけさせることが仕事。
もう一つは選手の心のスイッチを入れてあげること、背中を押してあげる
こともコーチの仕事の一つであることがわかったということ。

彼女たちが経験してこなかったことは、
徹底的に追い込まれる練習、
そして、メダルを逃したときに人目をはばからず声を上げて泣き崩れるまでの悔しさ。

目標を持って望んだのに、目標が達成できずに終わってしまっていたなら
それは失敗。失敗には必ず原因がある。
失敗から学ぶ機会をなくしていたのですね。


もう一つが
これほどうれしいものはない!というような思いです。
彼女たちは達成感というものを味わったことがなかったのです。

ここで井村コーチはメダルを取ることしか達成感を味わう方法はない
と強く感じて、下手だった当時の選手たちを徹底的に練習させました。


ものごとは練習でしか身につきません。これは何でも同じことです。
大きな目標も必要ですが、小さな目標も必要というのは大きく同意するところです。


さて、井村コーチの代名詞である叱り方。

ここのコツが3つあると言われます。
1つ目はその場で叱ること。
2つ目は古いことを持ち出さないこと。
3つ目はしつこく叱らないこと。

「これがだめだからこのように直しなさい」で十分。
そして叱るときは本気で、全身で叱ること。
本気で注意すれば相手に通じる。
そしてその人をそのままで終わらせず、今より必ず良くなると信じること。


よく、オリンピックには魔物がいる、と言われますが、
魔物などいません、と。
魔物もいないし、奇跡も起こりません。
メダルを取るべき人がメダルを取って帰っていきます。
そのために練習をするのですね。

リオオリンピックでは銅メダルを取った日本チーム。
選手の演技は「練習通り」。
すべての持てる力を全員が出し切ったということ。
「こんな選手を初めて見た」と感じられたそうです。


現在は、東京オリンピックに向けて「第二次宇宙人」であるこの彼女たちと
格闘しながら日々を過ごしていらっしゃいます。

この井村コーチのモチベーションはどこからくるのでしょうか。
私達も仕事上、常に高いモチベーションを保つのは大変ですよね。
日本のシンクロのため、彼女たちのため、そして自分のため、
毎日格闘されていると思います。

毎日練習に励む選手はもちろん大変です。
しかし、結果が求められる責任がある中でのコーチはもっと大変です。


この“シンクロ”、アーティスティックスイミングを応援していこうと
改めて感じた次第です。


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