本年の結びに際し、ご挨拶申し上げます。
まずは新型コロナウイルス感染症に罹患された方々対して心よりお見舞い申し上げます。
年末年始にかかわらず医療に従事されている皆様に敬意を表しますとともに、
一日も早い事態の収束を心より願っております。
弊社でも引き続き感染拡大防止に努め、従業員とともに健康管理に注意を払ってまいります。
本年は創業190周年という節目を迎え、
コロナ禍で加速する社会の変化に危機感を感じながら新たな取り組みに動いた一年でした。
春に弊社のコーポレートサイトを一新し、ブランドサイトとしてそれぞれの事業ごとに
コンテンツを充実させました。
そして、弊社のミッションを意識しながら、京都の職人技術を他分野に応用する事業として、
アーティストとの新たな作品製作を担当いたしました。
海外デザイナーとの取り組みも一年後の発表を目指して着々と進行中です。
またオンライン化が進み、人々の価値観やライフスタイルもさらに多様化する中で、
初のオリジナルお線香「hito/toki」を発表。お年寄りや小さなお子さまがお住まいのご家庭でも
安心してお使いいただける新しいお線香として、発売以来好評を得ております。
さらには女性デザイナーによる次なるオリジナル仏壇第二弾も進行中、
来年早春のリリースを目指しています。
今後ますます手を合わせることに対しての考え方も変化していくと思いますので、
引き続き新たな発信を続けて参ります。
全国の寺院関係の皆様に対しましては、現在弊社からの事前連絡なしの訪問は
控えさせていただいております。
昨年オープンいたしました寺院用オンラインショップもぜひご活用いただき、
ご不明な点はお気軽にご連絡いただければと思います。
全国の営業所からの出張体制をしっかりと構築してフォローさせていただきます。
文化財修理を担当する若林工芸舎は、
若林佛具製作所とは違った側面から建造物修理を担当しています。
来年早々には、漆塗り、彩色、錺金具、丹塗り等、内外装工事に伴う全ての工程が
登録されますので、十分な施工を受注できるよう積極的に体制づくりを進めて参ります。
本年一年間、誠にありがとうございました。
来るべき令和三年も皆様にとって良き年となりますよう、
一日でも早く世界的感染が収束しますよう強く願っています。